コンテイジョン(2011)

In: サスペンス|パニック

29 11月 2011

「オーシャンズ11」シリーズや革命児ゲバラを描いた「チェ 28歳の革命(2008)」「チェ 39歳 別れの手紙(2008)」の「スティーヴン・ソダーバーグ」監督がウイルスを扱ったパニック・サスペンス映画を超豪華メンバーを配して造ったのだから観ない訳にはいきません。、
物語は初っ端から「2日目」?とテロップが出てドキュメンタリー風に進んでいきます。香港・東京・シカゴと場面は変わり、次々に人々がウィルスに侵され倒れて行く映像が淡々と流れ、想像していたパニックものとは明らかに違い地味ですが、「死」に直面した人間の「恐怖」がリアルに描かれているのでマジで怖い。
各々の名優が見応えのある演技で役割分担をしているので、個々の個性は出せていないが、その分リアルに伝染病を描いており、本当にいつか世の中がこんな風になってしまうのだろうと思えてくる。
最近だがカナダのTVドラマで「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班(2004~2008)」を(シーズン4で完結)長丁場で観ていたので、私には余計リアルに感じられました。
このドラマ最初のシリーズは大して面白くもないのだが、シーズン2の後半から俄然面白くなってくる。
ラストは驚愕の結末なので興味のある人は観られては如何だろう?(レンタルDVDで十分です)
さて話は本作に戻って、私の好きなジャンルである「ウィルス感染パニック」もんは数々の作品がありハズレ作品も多いが、流石にこの監督は他の作品とは全く違う切り口で観客に本当の怖さを植え付けている。
それは社会のシステムであり、商品の買い占めに始まり、暴力や略奪が現実性を帯びていた。
そして、デマを飛ばし事態を利用して一儲けを企む人間や、フェイスブックの情報でリーダーのスキャンダルが暴露されたりと、細かいとこまで現在のパニックを描いている。
最終的に事態は収拾するのだが、ラストのテロップに「1日目」を持ってきてどうやって伝染病が最初の患者に感染したかを知らせて終わっている。
私の実体験だが、この映画を観終わったらエスカレーターの手すりを触ったり、人の出入りが多いゲーセンや書店に入るのが躊躇された。
ましてや近くで咳込む人がいたなら、必ず顔を背けてしまう事は間違いない!

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