Archive for 3月, 2012

妹役の「17歳の肖像(2009)」「マイ・ブラザー(2009)」の「キャリー・マリガン」の演技も良かったが、2011年ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞した「マイケル・ファスベンダー」の演技が凄かった。
彼は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)」の若き日のマグニートーというぐらいのイメージしかなかったのだが、本作ではセックス依存症で苦悩する男を熱演している。
またイギリスの新鋭監督「スティーヴ・マックィーン」がスクリーン上で主人公の孤独感を巧く演出しており、徐々に内面のバランスが崩れていく様がヒシヒシと伝わってくる。

お金をかけなくても凄く楽しめる映画が出来るという代表的な作品です。
基本的に劇場では殆どコメディを観ない私ですが、久し振りに大笑いさせてもらいました。
監督は「戦場のピアニスト(2002)」の「ロマン・ポランスキー」で、4人の俳優だけで大ヒットした舞台劇を映画化したコメディ・ドラマです。
子供同士が喧嘩をして示談しに来た夫婦同士で、すんなり話はまとまるかと思いきや、ひょんな一言から帰れなくなりコジレていきます。

一度聞いたくらいでは覚えられないようなタイトルですが、2011年アカデミー作品賞と助演男優賞に「マックス・フォン・シドー」がノミネートされていた作品ですので鑑賞してきました。
「スティーヴン・ダルドリー」監督は本作が4作目となりますが、過去3作品は全てアカデミー監督賞にノミネートされていますし、「トム・ハンクス」と「サンドラ・ブロック」も出演しているので楽しみにしてましたが、久々に良い映画を鑑賞出来ました。
脇を固める俳優陣も「ジョン・グッドマン」に「ジェフリー・ライト」というベテランで超一級の作品に仕上がっています。

近未来に全ての人間の成長は25歳でストップしてしまい、人間の余命が通貨のように売買される「時間=通貨」というユニークな舞台設定なので、どんなシナリオで楽しませてくれるのかという期待をして鑑賞してきましたが、全く期待倒れの作品でした。
監督は「ターミナル (2004)」「ロード・オブ・ウォー(2005)」以来の「アンドリュー・ニコル」で、主演は「ソーシャル・ネットワーク(2010)」の「ジャスティン・ティンバーレイク」と「赤ずきん(2011)」の「アマンダ・サイフリッド」を起用しています。

「スティーグ・ラーソン」のベストセラー「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を2009年のスウェーデン版に続き「デヴィッド・フィンチャー」監督が「ダニエル・クレイグ」を主演に据えてリメイクした作品で、主演女優のリスベット役には「ソーシャル・ネットワーク(2010)」の「ルーニー・マーラ」を大抜擢している。
私はスウェーデン版を劇場で1回、DVDで2回、劇場版153分より27分長い完全版を1回観ていますので、本作と比べてみたくて楽しみにしていました。
本編が始まるなり懐かしの〔レッド・ツェッペリンの移民の歌〕が流れだし気分はいきなり盛上がってきます。


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