映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
「クリント・イーストウッド」監督の最新作で、初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの伝記ドラマを「レオナルド・ディカプリオ」が見事に演じている。
物語は年老いたフーバーFBI長官が、自らの回顧録の作成をする1919年の司法省に勤務していた若き日から始まっており、司法省に新設された急進派対策課の責任者に抜擢され次々と成果を上げていく。
そして、FBIの前身となる司法省捜査局の長官代行となったエドガーは、片腕となるクライド(アーミー・ハマー)と秘書のヘレン(ナオミ・ワッツ)だけを信頼して捜査の近代化と権力の集中を進めていく。
圧倒的な権力者として君臨しながらも、エドガーが抱える[孤独]を見事に描かれており、年老いてからも[権力]に執着し[老い]を認めようとしない姿は、失礼ながら現役バリバリで仕事をし、今年で82歳になるイーストウッド監督と妙にダブってしまった。
楽しく観られる映画ではないが、人間の醜さや弱さが旨く描かれており、私自身が色々と考えさせらてしまう映画でした。
観ておいて損はなかったが、銃撃戦やアクション・サスペンスを期待する方にはお薦め出来ません。
Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Quisque sed felis. Aliquam sit amet felis. Mauris semper, velit semper laoreet dictum, quam diam dictum urna, nec placerat elit nisl in quam. Etiam augue pede, molestie eget, rhoncus at, convallis ut, eros. Aliquam pharetra.