ドラゴン・タトゥーの女(2011)

In: サスペンス|ミステリー

5 3月 2012

「スティーグ・ラーソン」のベストセラー「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を2009年のスウェーデン版に続き「デヴィッド・フィンチャー」監督が「ダニエル・クレイグ」を主演に据えてリメイクした作品で、主演女優のリスベット役には「ソーシャル・ネットワーク(2010)」の「ルーニー・マーラ」を大抜擢している。
私はスウェーデン版を劇場で1回、DVDで2回、劇場版153分より27分長い完全版を1回観ていますので、本作と比べてみたくて楽しみにしていました。
本編が始まるなり懐かしの〔レッド・ツェッペリンの移民の歌〕が流れだし気分はいきなり盛上がってきます。
スウェーデン版を4回も観ているので、ミステリー・サスペンスというジャンルでありながら犯人探しの必要はなく、オリジナルとの比較という角度で終始鑑賞していました。
本作を初見の方は、複雑ではありませんが登場人物の人間関係が矢継早に説明されていくので、当初は頭の中で整理をすることでいっぱいになるかもしれません。
私は全て把握出来ているので、その分を作品に集中出来ました。
「ダニエル・クレイグ」が、どうしても目立っていますが、特筆すべきは「ルーニー・マーラ」で、人間不信の女性が徐々に心を開いていき、最後は切なくなる体当たりの演技は見応えがあります。
特に内容に大きな違いはありませんが、オリジナルは最初から3部作の1作目ということで、リスベットの父親に関してのトラウマの記憶が、フラッシュバックで蘇ってくるシーンが随所にあったが、本作で彼女の回想場面は一度も出てこなかったので続編は無いのかな?と思わせている。
「デヴィッド・フィンチャー」監督には、是非残りの2&3作品を発表して頂きたいと切に願うが、続編が発表されるかどうかは判りません。

Comment Form

You must be logged in to post a comment.

About this blog

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Quisque sed felis. Aliquam sit amet felis. Mauris semper, velit semper laoreet dictum, quam diam dictum urna, nec placerat elit nisl in quam. Etiam augue pede, molestie eget, rhoncus at, convallis ut, eros. Aliquam pharetra.

Photostream

Categories

Archives