それでも夜は明ける(2013)

In: ドラマ|伝記

26 3月 2014

今年のアカデミー作品賞は重厚な秀作で、監督の「スティーヴ・マックィーン」は黒人がアカデミー賞監督にはなれないというジンクスを見事に覆してしまった。
若い時にテレビドラマを1週間連続で観た「ROOTS/ルーツ(1977)」のような作品を想像していたが、本作は南北戦争前の19世紀前半に実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの伝記ドラマだった。
生まれながらの自由黒人が騙されて拉致された末に奴隷市場に送られ、再び自由になるまでの苦労を描いているが、必ずしも殆どの奴隷が残酷非道な扱いを受けていた訳ではなく、主人に取り入り裕福に暮らしている黒人も描かれているので真実味が増している。
人気上昇中の「マイケル・ファスベンダー」と監督は「SHAME -シェイム- (2011)」に続いてのタッグで熱演している。
主演の「キウェテル・イジョフォー」はあまり知られていない役者だが役者歴17年目の中堅で無難な演技だったし、制作を兼ねた「ブラッド・ピット」は出番は少ないものの美味しい役どころを持っていった感じでした。

Comment Form

You must be logged in to post a comment.

About this blog

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Quisque sed felis. Aliquam sit amet felis. Mauris semper, velit semper laoreet dictum, quam diam dictum urna, nec placerat elit nisl in quam. Etiam augue pede, molestie eget, rhoncus at, convallis ut, eros. Aliquam pharetra.

Photostream

Categories

Archives