大いなる陰謀(2007)

In: ドラマ

27 4月 2008

「ロバート・レッドフォード」「メリル・ストリープ」「トム・クルーズ」が出演しているにも拘らずこの映画が大して注目されない理由が判りました。。。
メッセージ性がバリバリ強い社会派ドラマで万人受けしない作品だからだと思います。
対テロ戦争の戦略を打ち出しイラクでの失敗を挽回し、尚且つ自身が大統領への野望を目論む政治家(トム・クルーズ)と、その真相に迫る女性記者(メリル・ストリープ)の熾烈な駆け引きを中心に、全く別のシーンで大学教授(ロバート・レッドフォード)が教え子たちの一人を教室に呼び問答するシーンとが平行して物語は進んでゆきます。
その会話の中で彼の教え子達が無情にも政治家の戦略に巻き込まれ、それぞれがリンクして重い顛末を迎えラストで観た観客達に問いかけてきます。
「ロバート・レッドフォード」と「トム・クルーズ」が出演してる映画なら誰しも渋い演技が観られるのかと思いきや最後まで2人は同一場面には出てきません。
映画はアメリカの良心を描いているように見えますが、仲間は見捨てないところもしっかりアピールして毎度お決まりのアメリカ寄りに作ってあります。
タイトルが「大いなる陰謀」というのが納得いかない最大部分で、辛口のコメントではありますが私はこの作品が気に入っています。
原題の「LIONS FOR LAMBS」がこの「大いなる陰謀」という邦題になってしまうこと事態頭の悪い私には良く理解出来ませんが、観終わった後は暫く席を動けませんでした。
良い意味でも悪い意味でもなく暫く頭の中を整理する為でしたが、この映画のメッセージを理解しようと頑張っていたのです。
私の中で明確な答えは出ませんでしたが、DVDが発売されたらもう一度じっくり観てみようと思います。
余韻が残りまくりの映画でした。。。

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