映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
《この子と約束した
必ず守ると──
霧(ミスト)の中には“何”が待っていたのか──
映画史上かつてない、震撼のラスト15分》
正に、このキャッチコピー通り驚愕のラストでした。
原作者「スティーヴン・キング」作品といえば、私も多く観ており最初は面白くどんどん劇中に引き込まれて行くのに途中からラストにかけては尻すぼみの作品が多く本作品も大して期待はせずに鑑賞しに行きました。
ラストは監督の「フランク・ダラボン」が『希望』を残した原作と異なる『絶望』のラストをオリジナルで付けたシーンだそうですが、彼の1994年作品「ショーシャンクの空に」のテーマを「正」とするなら、本作は「負」で単なるモンスター映画ではないとエンドロールのヘリコプター音を聞きながら最後に気づかされてしまいます。
ジャンルはホラーミステリーですが、単なるパニック映画とは大違いでもっともっと奥が深い映画のように感じます。(褒め過ぎかも・・・)
この映画はパニック状態に陥った人間が巻き起こす凶器のドラマが絶妙に描かれており、この映画のメッセージ性は
「どんなに努力しても報われない事もある」
「未知なる化物より一番の化物は人間の性である」
「正しいと思い合理的な判断をしても悪い結果になる場合もある」
って事なのでしょう。
私の中の2008年現在までのナンバーワン作品で超!超オススメ作品です。
但し、タダシ!観終わった後にスッキリする映画が観たい人は決して観ない方が良いです!!!
後味の悪さも本作はトップクラスで賛否両論がハッキリする映画ですから・・・
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