カムイ外伝(2009)

In: アクション|時代劇

2 10月 2009

漫画家「白土三平」の傑作漫画「カムイ伝」とは別に、階級社会の中で最下層の子として生まれたカムイが忍者となり、その集団から抜け出す抜忍となったことで追っ手と終わりのない戦いと逃亡を続けるカムイを描いた「カムイ外伝」の中から[スガルの島]をVFXを駆使したアクション時代劇で、私のような年代?の人間は恐らく若い時に夢中になって原作を読んだ人も多かろうと思いますが、結果は・・・複雑でした。
この作品が発表されるにあたり抜粋で連作エピソード[スガルの島]が1冊の新刊で発売されています。
《カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル) /価格:¥1,300》
ISBN987-4-09-182699-2
興味のある方は読んでみられては?
ちなみに私は鑑賞後に直ぐ書店へ行き買ってしまいました。
数年前に何度か読んでいる内容ですが・・・
原作では追っ手から逃亡するスガルが乱暴される場面から始まり、娘サヤカは幼き裸体を晒してカムイに慕い、村の助っ人である渡り衆の最後は無惨ですし、渡り衆の長である不動が怒るカムイから受ける報いは陰惨で残虐極まりないものでした。
この辺の描写をマイルドに描いていては、原作の本質からは大きく外していると考察します。
ただ今回の新刊の末尾に、原作者「白土三平」と監督「崔洋一」と「松山ケンイチ」の対談コメントが載っており、白土氏が「カムイ外伝」の続編を執筆されたと書いてあったのは、私のようなオールドファンにとっては何より嬉しいニュースでした。

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