映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
織田信長に登用され安土城築城を任された宮大工の岡部又右衛門が職人の誇りを懸けて家族や門下の仲間達との人間模様を描き出した時代劇ドラマです。
普段は殆ど観ない時代劇でしたが、作品としては巧くまとまっており中々感動出来ます。
時代劇といっても安土城築城までの人間ドラマですので、元から派手な合戦やチャンバラを期待していた訳でもなく、ただ京都に住んでる人間としての真近な話題に触れておきたかったというのが鑑賞の動機でした。
涙を誘う場面もあり空前の巨大建築が完成するまでの苦労・困難を描いています。
個人的には築城からわずか三年で本丸が焼失した場面までを観たかったのですが、そうなるとこの作品の主旨が変わってしまうので仕方ないでしょう。
後半での信長が襲われるアクション場面は違和感があり過ぎ不必要なカットだったと思いますが、多分「山本兼一」の原作では入っていたのかもしれません。
命を賭して敵である武田領から神木を織田方に渡すまでの話や夫婦喧嘩など色んなエピソードはありましたが、最大の見所は名だたる番匠たちとの図面争いで総棟梁を決める場面が映画を通して一番面白かったと思います。(前半ですが・・)
吉本興業のお笑いタレント次長課長の「河本準一」が羽柴秀吉を演じていたのには笑ってしまいましたが、主演の「西田敏行」は絶句するほど巧い演技です!!
女房役の「大竹しのぶ」も好演でしたし、特に「椎名桔平」は狂気を潜ます織田信長を見事に演じていました。
世界に類を見ない巨大名城がどのようにして築城されたのか?
現存していないお城なのでスクリーンの中で見学されては如何でしょうか?
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