映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
In: ホラー
14 11月 2009「サム・ライミ」が監督として久しぶりにホラー映画のメガホンを取ると知り、初日に観に行ってきました。
監督デビュー作の「死霊のはらわた(1983)」は当時劇場ではなくビデオで観ましたが、滅茶苦茶怖かったのをよく覚えており、あの恐怖をまた味わいたくて期待しながら劇場に脚を運びましたが結果は・・・
先ずホラー映画であるにも拘らず怖くない!
それはただ単に私が歳を重ねホラー映画を観過ぎたせいかもしれませんが・・・
驚かされる場面は何箇所かありますが、それは恐怖ではありません。
日本人は笑いのツボが外国人と違う為ホラー映画にコメディは必要ないというのが私に持論ですが、本作は至る所にユーモアを交えており、隣に座っていた外国人アベックの随所の大笑いに完全に興醒めさせられてしまいました。
しかし、私のように過度の恐怖映画を期待しなければテンポの良い作品でサクサクと進行していき、途中「エクソシスト(1973)」と「ポルターガイスト(1982)」を彷彿させるシーンがあり想わず笑ってしまいます。
ラストは主人公の勘違いで最後を迎えますが、伏線はありますから感の良い人なら読めてしまいます。
「リング(1998)」と極似のシーンがあったのは「サム・ライミ」監督が「スパイダーマン」シリーズ以外に「THE JUON/呪怨(2004)」「呪怨 パンデミック(2006)」などのジャパンホラーにも係わって製作しているからでしょう。
今後も純粋のホラー系に期待したいが内容にユーモアを入れるのは、この監督の特徴のようなので生粋の恐怖映画の監督はもう無理かもしれないですね。
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