映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
原作「スティーグ・ラーソン」の「ミレニアム」3部作を映画化した北欧スウェーデン発のミステリー巨編で、社会派ジャーナリスト「ミカエル」と社会を拒絶して生きる天才ハッカー「リスベット」が手を組んで、孤島に暮らす大企業の経営者一族を巡る血塗られた謎に迫っていく様を、巧みなストーリーでスリリングに描き出している。
前半に経営者一族の人間関係がざっくり次から次へと出てくる為に頭の中を整理するのに若干追われてしまうが、写真に写っていたほど多くの人間は登場しないので慌てて整理しなくても大丈夫だった。
B級映画かもしれないと思って観に行ったが、若干複雑なストーリーではあるものの、しっかり描かれており面白い。
一族の主要な人間は数人だけなので犯人はこの中の誰かだということになる。
ミステリードラマとしては中々の出来で十分満喫出来るが、俳優陣は全く知らないし、わざわざ劇場へ脚を運ばなくてもDVD鑑賞で十分かもしれない。
私は続編が上映されたら多分映画館へ行ってしまうだろうけど・・・
ちなみに「映倫 R15+」なので、劇中の女性たちが被る性的虐待の熾烈さはキツク、北欧映画らしいといえばらしいのかな?(北欧映画は殆ど観たことありませんが・・・)
本編のエンドクレジットが終了した後に続編「火と戯れる女」の予告編があります。
先に帰った人は予告編があるとも知らずに帰ったようで、後で知るとチョット損をしてしまった気になるのでは?
この種の映画は通常観終わった後もスッキリすることは殆ど無いのだが、本作は後味の良い終わり方で妙にスキッと気持ちよく劇場を後にする事が出来たことを追記しておこう。
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