映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
「ボーン・スプレマシー(2004)」「ボーン・アルティメイタム(2007)」の「ポール・グリーングラス」監督と「マット・デイモン」が再度タッグを組んでイラクの戦場を舞台にした社会派サスペンス・アクションです。
バグダッド没落後のイラクで、捜索任務についていた陸軍上級准尉MET隊隊長ミラー(マット・デイモン)は、いくら探しても大量破壊兵器が見つからず焦っており、やっと捕らえた人質も国防総省情報局のクラーク(グレッグ・キニア)に奪われ益々不信感を募らせていた。
そこで同じ疑念を持つCIAのブラウン(ブレンダン・グリーソン)と手を組み独自の調査に乗り出していくうちに・・・
ここから先の内容は本編を観て頂くとして、作品として比べてしまうのは最近観賞したアカデミー賞の「ハート・ロッカー(2008)」です。
臨場感と緊張感はこの爆弾処理をテーマにしている「ハート・ロッカー」には敵わないもののテンポよく進んでいくシナリオは観る側の人間を決して飽きさせることなく淡々と進んでゆきます。
後半に情報をもたらしたイラク人が「俺たちだって、この国の未来を思ってるんだ!お前たちにこの国のことは決めさせない」という当たり前のセリフが、当時イラク戦争終結後に観ていたTVニュースでインタビューされていたイラク人とシンクロして妙に納得させられてしまった。
この監督・主演コンビは「ボーン・アルティメイタム」の出来があまりにも良かったせいで、この作品以上の出来を期待してしまうが、それは適わなかったように思う。
それでも最近の期待倒れの作品よりかは数段楽しめるので、劇場での観賞をお勧めします。
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