映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
先ず最初に感じたことは、わざと色調を薄いセピア色した映像は上手く近未来観を出しており、昔観た「マッドマックス2(1981)」と最初は被っていたが、流石30年の開きはリアルな映像で文明が壊滅した後の地球や荒涼とした世界感を出して廃墟などのCGが時代の違いを感じさせる映像になっていた。
主演の「デンゼル・ワシントン」は本来善人顔なので悪役を演じたのは「トレーニング デイ (2001)」ぐらいしか思い出さないが(「アメリカン・ギャングスター (2007)」も悪役ではなかったし)本作の武骨な顔立ちで旅する彼を見ていると何でもこなせる役者なんだと改めて感心させられてしまう。
物語は「北斗の拳」のような感じで始まり近未来アクションかと思っていたら、全く大違い!
ならず者が支配する街に立ち寄ったアウトローが、酒場に入ってトラブルに巻き込まれてというくだりは完全な西部劇的な構成で、アクションシーンも少し捻ってあり観る側を飽きさせない。
「ザ・ウォーカー」の原題は「THE BOOK OF ELI」であり、キャッチコピーにもあるように“運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を──。”とあるようにご想像通りの宗教の知識が入ってくるので若干腰が引けてしまうが、中々含蓄のある作品で考えさせられました。
「フラッシュダンス (1983)」の「ジェニファー・ビールス」のお顔も久々に見れて昔を思い出しつつ難しく考えないで鑑賞しても楽しめる作品なので、劇場での鑑賞をお薦めします。
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