レポゼッション・メン(2010)

In: SF|サスペンス

16 7月 2010

この映画の世界観は「ブレードランナー(1982)」に似ており、この作品が与えた影響の大きさを改めて感じてしまった。
物語は「ジュード・ロウ」主演のSFサスペンスで、高額な人工臓器は長寿が得られる代わりに、ローン返済が滞れば合法的に人工臓器を回収され死を迎えてしまう。
この世界で腕利きの人工臓器の取立て屋(レポメン)のレミー「ジュード・ロウ」は何者かの罠に嵌り、自分が人工心臓を入れることになってしまう。
その為に自らがレポメンの標的となってしまいサバイバルを余儀なくされる姿を、「映倫 R15+」のバイオレンスな描写で描いている。
共演は「ラストキング・オブ・スコットランド (2006)」の「フォレスト・ウィテカー」で存在感のある演技を魅せてくれている。
面白いのはローン回収の考え方が、正にアメリカ的でサブプライムローンの時のように支払いが滞れば警察官が住宅回収の執行に同行するなど日本では考えられない話でも、アメリカでは当然ありうるというところです。
人工臓器の回収方法が非常に強引で生きている状態で解剖される映像は結構グロいので気の弱い人にはお奨め出来ませんが、ラストは思いもよらない結末で私は好きな終わり方でした。

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