映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
In: ファンタジー
10 12月 2010ファンタジー担当のモモです。
ついにハリー・ポッター完結編PART1が始まってしまいました。
2001年の「賢者の石」からはや9年、彼らの成長も楽しみだったこのシリーズもついに完結かと思うと、楽しみよりも寂しさがたってしまいます。
11歳だったハリー、ロン、ハーマイオニーも17歳の設定。今までは必ず見守ってくれた存在があったのですが、いつまでも子供でいられないんだと自分たちで踏み出した彼らの勇気と希望、そして不安をうまく描きだし、「あんなにちっちゃかったハリーもこんなに大きくなって…」とまるで親戚のおばさん気分です。
しかし実際画面のハリーは、ひげそり跡も青々と、やたら脱いではもっさり胸毛なんかもしっかり露出、正直少年役はちょっとイタイかも?ってくらいギリギリです。
このところキスシーン乱発の「ハリー・ポッター」シリーズ、今回も濃厚なキスシーンだってしっかり挿入でした。
ロンもしっかり成長、いつも情けないロンが案外男らしいところを見せてくれたりするのですが、やきもち焼いちゃって自分勝手ところなんてロン健在、ハーマイオニーは胸の谷間を見せて、すっかり美しい女性に成長していますがドラえもんのポケットのような四次元ポシェット(?)を用意するあたり、優等生はいくつになっても優等生なんだと感心してしまいました。
映画公開のスパンが長くて、以前のストーリーを忘れがちですが、今回は総集編ってこともあり、過去のキャラクター総出演です。
屋敷しもべ妖精ドビーや守護霊にハリーを守る仲間など、過去作での出来事をフラッシュバックも説明もなく一瞬で片付けらえたりして、シリーズをきちんと観てきたことを前提にしています、というかシリーズを観てきてないと全く意味不明です。
146分間だれることなく、スリリングな展開ですが、ハーマイオニーが両親を想って魔法をかけるところやお互いを思いやってのダンスシーンなど、大人ゆえの彼らの苦しみが切なくて、ウルウルです。
しかし「謎のプリンス」でセブルス・スネイプのあまりの終わりかたにフラストレーションたまりまくりでしたが、今回もちっとも明らかにされていない!
どころか、PART2に引っ張るために何の謎解きもしてくれない!
私は原作は読まずに、純粋に映画のみのファンなので、次回の展開が全く予想できずに、かえってあれやこれやと勝手に想像をかきたてられますが、もうここまできたら逆に結末を知らないだけに何倍も楽しめるんじゃないかと思います。
2011年7月が待ち遠しいよ。
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