トロン:レガシー(2010)

In: SF|アクション

24 12月 2010

ファンタジー担当のモモです。
天下のディズニーが社運を賭けた冬の超大作ですが、なんと1982年公開「トロン」の28年ぶりの続編で、Legacyとは遺産という意味だそうです。
正直、なんで今頃?とは思いつつ、クロさんから前作「トロン」のDVDをお借りして、おさらいの鑑賞をしてから望んだのですが、これが大正解。
前作で作ったシステム内での戦いになっており、完全に前作の「トロン」を踏襲しています。
システム内に移動するための物体移動装置的なものもなんの説明もないために、知らなければまるで超常現象のようにシステムに移動するように思うでしょう。
バイクゲームでのルールも理解するのは難しいかもしれません。
しかし逆に当時の映画を知っている人には、ゲームセンターで電流が入ったとたんの大音量の音楽に、いきなり興奮出来ると思います。
そして現実社会では2Dだったのが、システムに入った瞬間にグワァーンと3D画面に突入、もうワクワク感も最高潮に!
システムの世界観と3Dをうまく融合させた演出に、ああ、実は前作「トロン」もこんな風に作りたかったんじゃないかと、今だからこその続編に納得し、この作品に2D上映版がないのも判りました。
そしてあろうことか、20年前に失踪したケヴィン・フリン「ジェフ・ブリッジス」が二役で、失踪当時そのままの姿で現れます。
ちなみに「ジェフ・ブリッジス」は現在61歳、CG合成による30代の本人と現在の本人が対峙をしていますが、まったく違和感を覚えません、素晴らしい!
でも、よく考えればこれってどうよ!
全部CG合成にすればもう俳優なんていらないって事にはならないのでしょうか?
ストーリー的には、長年離れていた親子の微妙な関係と絆や、ケヴィンとアランのシステムへの想い、新しく出現したデジタルDNAの存在と指示通りしか動けないプログラムの悲哀など盛りだくさんではありますが、どれも物足りなさは否めません。
しかしこの映画はそんなものを抜きにして、ビジョアルとゲーム感で楽しむのが正解かと。
ブルー発光のボディースーツのクールさやバイク出現にしびれ、門(?)出現に懐かしく笑い、途中80年代のヒット曲が流れて、メイクばっちりの頃のデヴィット・ボウイかと見間違うクラブのオーナーなんか純粋に楽しめます。
ただもう少し頑張って、ここまで3Dに慣れる前ならもっとインパクト大きかったのにと少々残念ではありますが、それでもとにかくカッコイイ!に尽きる映画でした。
やっぱり映画館での鑑賞を是非ともお勧めします。

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