映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
「エイリアン(1979)」を観て以来「リドリー・スコット」監督のファンである私が、年末作品の中でも楽しみにしていた1本です。
伝説の義賊である「ロビン・フッド」の物語を映画化したスペクタクル・アクションで、多額の制作費を使っているだけに迫力のシーンが多数有りましたが、どこまでが史実なの?というのが正直な感想です。
ロビン・フッドといえば、「ケヴィン・コスナー」の「ロビン・フッド(1991)」を観る限り、シャーウッドの森を居城とし仲間と共に戦うというイメージですが、本作はこれのビギニングになる作品でした。
12世紀末にイングランドの王リチャード1世率いる十字軍遠征隊に参加していた弓の名手ロビン・ロングストライドは、フランス軍との戦闘でリチャード王が落命した後、仲間達と部隊を離れるまでは良かったが、ここから先は話が出来過ぎていて中だるみしました。
特に「ロビン・フッド」が幼い頃の記憶を失っているという展開には説得力がないうえ、話の流れでノッティンガムの領主の息子になってしまうという内容は納得がいかないので、感動することはありませんでした。
淡々とストーリーが進んでゆく140分は少し長いと感じましたが、共演の「ケイト・ブランシェット」は、気の強い気丈な女性を凄く自然に演じているので、彼女を見るだけでも良いかもしれません。
決して美人ではありませんが、彼女は「エリザベス(1998)」以降、演技の巧いトップレベルの女優です。
「ラッセル・クロウ」と「リドリー・スコット」監督とのコンビは本作で「グラディエーター(2000)」「プロヴァンスの贈りもの(2006)」「アメリカン・ギャングスター(2007)」「ワールド・オブ・ライズ(2008)」に続き5作目となりますが、私の「リドリー・スコット」監督ナンバーワンは「ブラックホーク・ダウン(2001)」ですので、これを超える作品は未だありません。
今回もやっぱり次回作に期待で終わってしまいました。。。
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