SP 野望篇(2010)

In: アクション|サスペンス

7 1月 2011

TVシリーズ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の劇場版ですが、私は全く観ていなかったので人間関形が判り難くTV未見の方には、不向きの作品です。
どんな内容かというと「デヴィッド・クローネンバーグ」監督で「クリストファー・ウォーケン」の「デッドゾーン(1983)」のジャパニーズ版アクション映画といったら判りやすいかもしれません。
初っ端のテロリストを追いかける追跡劇は、迫力満点で日本映画としては珍しいほど長廻しの追跡シーンから始まりますが、TV版からの人物関係がまるで見えない人には理解し難たいと思います。
本作は2部作の前編で警視庁警備部警護課第四係の隊員・井上薫「岡田准一」は、類い希な身体能力と常人離れした危険察知能力を持つ要人警護のスペシャリストなのだが、いきなりその能力を発揮されてもTV版を観てないから「何で???」の疑問から始まり、上司である尾形「堤真一」に疑問を感じ言動に不信感を募らせていくという二人の関係も殆ど伏線がない為によく判らなかったが、パンフレットを見ていると完全なTV版の続編のようです。
どうしてもツッコミ入れたいのは、いくら深夜とはいえ大都会の東京であれだけドンパチやってるのに、車は走ってない・人が居ないのは、あまりにもリアリティに欠けていて醒めてしまいました。
完全に中途半端な終り方をしているので、恐らく私は続編を観るだろうが、TV版の視聴者か俳優の個人的なファンでない限り、わざわざ劇場へ脚を運んでも後悔するだけだと思う作品です。

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