最後の忠臣蔵(2010)

In: ドラマ|時代劇

7 1月 2011

原作者「池宮彰一郎」が「四十七人の刺客(1994)」の後に描いた同名時代小説を映画化された作品です。時代は吉良邸討入りから16年後の話、赤穂浪士の中で名誉の死を果たせなかった男達の自らに課された使命を全うするべく世間を欺き生き抜いた過酷な人生を描いている。
一人は討ち入り後に、大石内蔵助より生き証人として討ち入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよとの使命を受けていた寺坂吉右衛門「佐藤浩市」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%9D%82%E4%BF%A1%E8%A1%8C
と、主君内蔵助のために命を捧げようと誓い合っていたにも拘らず、討ち入りの前夜に突如逃亡した瀬尾孫左衛門「役所広司」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%B0%BE%E5%AD%AB%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80
の二人の赤穂浪士の話ということは予告編で判っていたが、寺坂吉右衛門の出番は少なく、殆どが瀬尾孫左衛門と内蔵助の隠し子である可音「桜庭ななみ」の物語となっていた。
同じ仇討ちものでも、視点が違う先の主演作「十三人の刺客(2010)」と比較するとまさに動と静の好対照で派手な斬り合いなどは無いが、武士道とは如何に潔癖で潔く信念を貫くものだという姿を描いており見ごたえのある作品になっていた。
忠臣蔵ファンでなくとも時代劇好きなら是非とも劇場必見の映画です。

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