映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
2010年の主だった賞を総なめした注目作品だったので期待してましたが、監督が「デヴィッド・フィンチャー」で、前作の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」での期待倒れもあり不安を感じつつ鑑賞してきました。
先ず、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)をある程度理解しており、「Facebook(フェイスブック)」についての知識があり、「Facebook(フェイスブック)」訴訟と「Napster(ナップスター)」の争いを知っていれば、専門用語が判らなくても楽しめるかもしれません。
私は残念ながらこの背景を知らないまま鑑賞したので、字幕を追っかけ内容を何とか把握するのに終始していたなぁというのが感想です。
“facebook”の創設者(マーク・ザッカーバーグ)と彼を取り巻く若者たちの悲喜こもごものの人間模様に焦点を当てた作品でした。
彼のサクセス・ストーリーに期待していたのですが、内容は会話の多いドラマ性の薄い内容に終始しています。
映画の中の(マーク・ザッカーバーグ)は、明らかに天才なのだが、コミュニケーション能力の欠如を「ジェシー・アイゼンバーグ」がイラつくほど巧く演じていて悲劇的なヒーローとして演出されています。
明らかに好き嫌いが分かれる作品ですので、SNSをよく知らない人は観ない方が無難かもしれません。
「デヴィッド・フィンチャー」は「エイリアン3(1992)」で初監督に抜擢され独特の世界観を持っていましたが、1~2作目の「リドリー・スコット」や「ジェームズ・キャメロン」監督よりも面白いとは感じませんでした。
しかし、次作の「セブン(1995)」が凄い作品だったので、いつも期待して観に行くのですが、この作品を上回る作品は未だありません。
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