スプライス(2008)

In: SF|ホラー

4 2月 2011

本作とどうしても比べてしまうのは「スピーシーズ/種の起源(1995)」だが、スピーシーズは生命体を成長の過程で直ぐに殺してしまおうとして逃げ出してしまい、これを追いかけるというテンポの良い展開だったが、本作は新生命体を他の人間に判らないように育ていくというパターンで、主人公の心の葛藤を交えたSFホラー作品になっている。
共通点といえば、生命体が驚くべき速さで成長してしまうという点と、エロティックなシーンがあるという箇所だが、本作はテンポが悪く途中ダレてしまった感は否めなかった。
監督は「ヴィンチェンゾ・ナタリ」で、彼の作品を観たのは2作目だったが「CUBE(1997)」の方が奇抜さがあり面白かった。
科学者夫婦のクライヴに「プレデターズ(2010)」で新たなアクション俳優としての一面を見せた「エイドリアン・ブロディ」と、その妻エルサに「死ぬまでにしたい10のこと(2003)」の「サラ・ポーリー」が主演している。
内容は2人で人間と動物のDNAを掛合わせ未知の新生命体を誕生させ、誰にもこの事が知られないよう秘密裏に育てていくが、徐々に手に負えなくなって2人が理性を失い本能的な行動を起こしてしまう様を巧く表現している。
決して面白くなかったという作品ではありませんが、どうしても劇場でという程の事はなかったように思います。
(この作品の劇場用パンフレットは販売されておりません)

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