映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
先ず最初に感じたことは、わざと色調を薄いセピア色した映像は上手く近未来観を出しており、昔観た「マッドマックス2(1981)」と最初は被っていたが、流石30年の開きはリアルな映像で文明が壊滅した後の地球や荒涼とした世界感を出して廃墟などのCGが時代の違いを感じさせる映像になっていた。
主演の「デンゼル・ワシントン」は本来善人顔なので悪役を演じたのは「トレーニング デイ (2001)」ぐらいしか思い出さないが(「アメリカン・ギャングスター (2007)」も悪役ではなかったし)本作の武骨な顔立ちで旅する彼を見ていると何でもこなせる役者なんだと改めて感心させられてしまう。
「ゴシカ (2003)」以降、年間2~4作品の割で主演して最近はやたらスクリーンでの登場が増えている「ロバート・ダウニー・Jr」の人気シリーズの続編で、物語は前作から続いているので1作目を観てない方は、先ず「アイアンマン(2008)」を!
今作の内容を1作目と比べると続編の悲しさかなパワーダウンしていますが原因は内容の詰め込み過ぎです!
私が観た久々のヤクザ映画でしたが、非常に面白く満足の出来る作品でした。
もっとも最近はヤクザ映画自体が殆ど造られておらず、反社会的な人間の作品を製作側が避けているのか、一般人はヤクザが嫌い(怖い?)なくせにヤクザ映画は客が入るという事を知っている「北野武」監督が銭を稼ぐ作品をとりあえず造ったのかは判らないが、ヤクザ映画が全盛時だった故「深作欣二」監督の「仁義なき戦い」シリーズとは完全に一線を引いた別のヤクザ映画になっており、「北野武」作品はそれほど多く観たわけではないけれど、代表作品の1本になるであろうと思われる。
「ジェリー・ブラッカイマー製作」&「ディズニー映画」とくれば、先ず思い出されるのが「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ナショナル・トレジャー」等のシリーズだが、本作も前シリーズ同様の冒険活劇でディズニー作品お得意の大人から子供まで楽しめる娯楽作品に仕上がっている。
監督は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)」の「マイク・ニューウェル」で、主演は「ゾディアック(2006)」以来久々の「ジェイク・ギレンホール」が貧しい身分ながら王に認められ養子になった王子を「ブロークバック・マウンテン(2005)」や「ジャーヘッド(2005)」で感じさせていた何処か頼りないイメージを払拭して逞しく演じています。
「ボーン・スプレマシー(2004)」「ボーン・アルティメイタム(2007)」の「ポール・グリーングラス」監督と「マット・デイモン」が再度タッグを組んでイラクの戦場を舞台にした社会派サスペンス・アクションです。
バグダッド没落後のイラクで、捜索任務についていた陸軍上級准尉MET隊隊長ミラー(マット・デイモン)は、いくら探しても大量破壊兵器が見つからず焦っており、やっと捕らえた人質も国防総省情報局のクラーク(グレッグ・キニア)に奪われ益々不信感を募らせていた。
「96時間 (2008)」の「ピエール・モレル」監督が前作同様にノリの良いテンポで観る側を全く飽きさせない構成で終始画面に釘付けの作品でした。
内容はフランスのアメリカ大使館に勤務するリース「ジョナサン・リス・マイヤーズ」はエリート大使館員にしてCIAの見習い捜査官で華やかな活躍に憧れながらも仕事は地味な活動ばかりだったが、ある日麻薬捜査のためにCIA本部から凄腕エージェントであるワックス「ジョン・トラヴォルタ」のパートナーを任されることになり、遂に与えられた重要任務に張り切っていたが、ワックスは任務のためなら1日で26人をも殺してしまう過激な男だった。
有名なギリシア神話「タイタンの戦い(1981)」のリメイク作品で「ターミネーター4 (2009)」の出演以来「アバター (2009)」に続き本作でも主演のペルセウスを演じている「サム・ワーシントン」でしたが、内容的には中途半端でした。
特にラストは、「これで終わり?」と思うほどあっけなくエンドロールが流れます。
そもそも制作は3D映画としてされていたのではなく、時代の流れに乗って後で3Dに加工を施した作品だそうです。
実際、最初は3Dっぽく立体感を感じますが、後は殆ど飛び出すシーンや奥行きを感じさせる場面はありません。
モンスター映画の古典「狼男(1941)」のリメイクとなる本作は、主演に「チェ 28歳の革命 (2008)」「チェ 39歳 別れの手紙 (2008)」の「チェ・ゲバラ」が当たり役となった演技派の「ベニチオ・デル・トロ」とアカデミー男優である「アンソニー・ホプキンス」の2大俳優が共演したホラー・サスペンスです。
この2人の俳優の演技は抜群なのだが、原作のストーリーを重視し過ぎたのかどうかは判らないが内容は期待したほどではなかった。
監督初挑戦の「ニール・ブロンカンプ」が「ロード・オブ・ザ・リング 」シリーズや「キング・コング (2005)」の「ピーター・ジャクソン」の全面バックアップでデビューを飾り独創的なストーリーで全米で驚きのヒットを記録した異色のSFアクションです。
初監督作品にも関わらず非常にポテンシャルの高い作品となっています。
配役陣に名の通った役者は一人もいませんが、そんな事は全く気にならず物語に没頭してしまいました。
天才的な観察眼と推理力を持った名探偵シャーロック・ホームズが、更に超ワイルドな武闘派としての腕力を持ちアクション満載で活躍する一味違ったホームズを「アイアンマン (2008)」「インクレディブル・ハルク (2008)」の名優「ロバート・ダウニー・Jr」が演じている。
相棒のジョン・ワトソンは「スターリングラード (2000)」「ホリデイ (2006)」の、これまた名優の「ジュード・ロウ」が出演しているミステリー・アドベンチャーで、この2人がどんな演技をするのか楽しみにして劇場に脚を運びましたが、期待度を越えることはありませんでした。
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