私はタイムトラベルやタイムリープものが好きで数々の作品を観てきた。
如何に時空軸をシナリオにして納得のいく作品にまとめるかが重要で突っ込み所が多いと興醒めする作品が多いものもある。
あまり深く考えないで楽しめる私の好きな作品はH・G・ウェルズ原作の「タイム・マシン/80万年後の世界へ(1960)」に始まり
「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985~1990)」シリーズ
「タイムライン(2003)」
「ニューヨークの恋人(2001)」
「デジャヴ(2006)」
「スター・トレック(2009)」
「インターステラー(2014)」
「X-MEN:フューチャー&パスト(2014)」
等があり、今回の紹介作品は「Amazonプライム・ビデオ」限定ではあるがタイムスリップの王道作品!
最近はこのように劇場公開しないでサブスクでしか観られない作品が増えてきているが本作もその一つで「クリス・プラット」「J・K・シモンズ」のような著名な俳優を使ったドラマで、2021年に突如人類の前に2051年から来た未来人が現れ30年後にエイリアンにより人類が滅亡する為この時代からの応援要請で志願する人間を未来に連れて行き進化していない武器で、しかも歩兵戦で戦いバッタバッタと殺されてしまうが、最後は家族の絆で勝利する王道の展開で安心して楽しめる作品!

Fukushima 50(2019)

In: ドラマ

19 2月 2021

キャッチコピー:
奇跡は起きると、
信じたからこそ――

「門田隆将」のベストセラー・ノンフィクションを原作に、2011年3月11日の東日本大震災で未曽有の事故に見舞われた福島第一原発で、最悪の事態を回避すべく原発内で戦い続けた50人の作業員たちの奮闘を豪華キャストの共演で描いたヒューマン・ドラマ。
あの時、現場でいったい何が起こっていたのか?
突然起きた大事故に対し殆どの国民が知らない事実を忠実な再現ドラマに徹して造られているので涙無しではいられなかった。
東京電力にあまり良いイメージは持っていなくても当時の現場の人たちは必死に戦っていたをことを思い知らされます。
既にお亡くなりになられた吉田所長を「渡辺謙」が、当時私たち国民が全く知らなかった現場の最前線に居られた責任者の伊崎利夫さんを「佐藤浩市」が熱演しており、日本人として必ず観ておきたい魂が揺さぶられる作品です。

キャッチコピー:本当に大切なものはいつも失って初めてわかる

「デヴィッド・フィンチャー」監督の作品らしく何ともいえない独特の雰囲気を持った作品で、結婚するならよくよく考えて結婚しないと後悔するよという警鐘を鳴らしてるような映画。
彼が監督をした「セブン(1995)」のラストも衝撃的だったが、この作品は衝撃よりも後味の悪さが残る作品で、これが「デヴィッド・フィンチャー」だと云わんばかりの内容でした。
妻「ロザムンド・パイク」の突然の失踪をきっかけに、妻殺害の嫌疑で渦中の人となってしまう主人公「ベン・アフレック 」の秘密と衝撃の顛末を描いており最後で多くの人が期待するような終わり方をしないところが流石!
悪女ムービーといえば私の場合「危険な情事(1987)」の「グレン・クローズ」を思い出してしまうが、妻のサイコぶりが際立った作品としてはピカイチ!
149分の長尺だが未婚の男性には是非観て頂きたい!

キャッチコピー:事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>

この異色のサスペンスドラマの舞台は「警察の緊急通報指令室」の「ワン・シチュエーション」映画。
同類の作品としては
「ザ・コール [緊急通報指令室](2013)」
「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013)」
「[リミット](2010)」
「セルラー(2004)」
「フォーン・ブース(2002)」
等過去にもあったが、これだけ電話の音声から想像力を要する作品も珍しい。
上記のワン・シチュエーション作品は全て観たが、これほど制作費をかけずに想像力のみで鑑賞しなければならなかった作品は私の知る限り例がない!
デンマーク映画恐るべしである。
心を平静に保っている時に想像力のみで鑑賞してみてください。
ラストにはきっと驚かされますしタイトルの意味が判ってくるはずです。

主演「ベン・アフレック」といえば近年ではバットマンのブルース・ウェイン役のイメージが強く残っていますが、本作では高機能自閉症で数学の天才でありながらグリーンベレーの心理作戦班である父親にスパルタ教育された凄腕のスナイパーというアンチヒーロー役。
今までには無かった設定と主人公の幼少からの生い立ちが丁寧に描かれており非常に判りやすい作品には仕上がっています。
128分という少し長尺にはなっていますが、随所に回想シーンが盛り込まれており冒頭の伏線を最後に使っているので納得は出来るもののオチは好き嫌いの分かれるところかと!
明らかに続編を期待されるエンディングですので少し調べてみると2017年に続編企画が報じられたが、2020年3月現在では映画化の目処は立っていないがテレビドラマとして制作する案が出ているらしい。
「マット・デイモン」のボーン・シリーズのような作り方をしてもヒットすると思うので是非とも映画化でもテレビシリーズでも良いから続編を期待したい!

「最強のふたり(2011)」は 2012年に日本でもロングランの大ヒットしたフランス作品で当時劇場へ脚を運び凄く感動したことを覚えていますが、 2019年12月にハリウッド・リメイクしたアメリカ版の「THE UPSIDE/最強のふたり(2017)」(別題:人生の動かし方)を観ていなかったので見比べてみました。
「ニコール・キッドマン」も出演しているということもあり期待していましたが劇場鑑賞より家庭での鑑賞というマイナス面を差引いてもフランス版の方に軍配が上がりました。
アース・ウィンド&ファイアーのテンポの良い音楽に合わせた人間ドラマとラストのハートフルなエンディングは余韻を残す作品です。
一方ハリウッド版の方は「ニコール・キッドマン」の出番も少なく仏版の印象が強いせいもあってか、ラストは「えっ???」っというエンディング。
両作品を比べると介護人の家族構成が全く違うのと、もう1人の主役である実在の全身麻痺の大富豪フィリップの後妻(実際に再婚してたかどうかは不明)の設定が違っており気になったので『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみました。
フランス版の方のデータではあるが、実話との相違点は
●劇中では雇ったのはドリスというアフリカ系の黒人になっているが、実際はアルジェリア出身のアブデルという青年(当時24歳)だった。
●劇中、フィリップの妻ベアトリスはすでに死亡したことになっているが、実際に彼女が癌で亡くなったのは、アブデルが家にやって来てから4年後の96年5月のこと。
●映画では、ドリスの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。ほんの1年程度の出来事のような印象だが、実際には10年間にわたって面倒を見ており、主役の2人はモロッコへ移住するのだが、アブデルが現地の女性を好きになったためアブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除している。
ということを踏まえて再度「最強のふたり(2011)」を観ましたが、やはり面白い!
劇場での新作が少ない昨今ですが、家庭で良作の作品を見比べて楽しんでは如何でしょうか?

「エンド・オブ・ホワイトハウス(2013)」のジェラルド・バトラー主演の潜水艦アクションで彼の良さが引き出せている作品です。
緊張感はありますし海底と陸の合同作戦で終始飽きることなく観ていられますがあまりにも都合よくストーリーが進んでいく内容は当にアメリカご都合主義映画。
潜水艦映画にハズレ無しといいますが、確かに「レッド・オクトーバーを追え!(1990)」や「クリムゾン・タイド(1995)」が好きな人には間違いなく楽しめる作品になっており、久し振りの娯楽映画の王道作品でした。
ロシアの原潜アンドロポフ艦長を演じたスウェーデンのミカエル・ニクヴィストがこの作品後2017年6月に56歳の若さで死去されたことが惜しまれます。

物語の設定にはかなりの無理があるが驚くべきは豪華俳優陣。
「ケヴィン・コスナー」「ゲイリー・オールドマン」「トミー・リー・ジョーンズ」「ガル・ガドット」「ライアン・レイノルズ」と全て1人で主演が出来るメンバーの演技をまとめて観ることが出来ます。
特に「ケヴィン・コスナー」の悪役ぶりは必見で、記憶を他人に植え付けられる人間的な感情や感覚を持たないサイコパスの死刑囚という設定。
還暦を過ぎてもその存在感を色褪せずに爆発させている本作はファンならずとも必見の1本に仕上がっている。

「エンド・オブ・ホワイトハウス(2013)」「エンド・オブ・キングダム(2016)」に続く「ジェラルド・バトラー」主演のシリーズ第3弾でアクション好きなら文句なく楽しめます!
1作ごとに出世していく「ジェラルド・バトラー」と「モーガン・フリーマン」でストーリーは大味で深みはありませんが銃撃戦や爆発や格闘が多彩ですので、この手の作品好きなら必ず満足出来ると思います。
「アーロン・エッカート」や「ラダ・ミッチェル」が出演していないのは残念でしたが新しく「ニック・ノルティ」が出演。
お歳も現在79歳での登場ですので頑張ってるなぁ~と感心しましたが、私の中の彼の最高傑作は「48時間(1982)」なので比べるには酷ですね。
「ジェラルド・バトラー」は、これが最後と言ってるコメントを読みましたが、あのエンドロール後の会話でのシリーズ終了は無いと思いますので次回作を期待します。

期待通りの作品でした。
第二次世界大戦で英仏軍がドイツ軍の猛攻の前にフランス北端のダンケルクに追い詰められてしまい、この戦闘でドイツ軍の攻勢を防ぎながら、輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員して、イギリス本国へ40万人の将兵を脱出させる作戦(ダイナモ作戦)を「クリストファー・ノーラン」監督が映画化した作品。
敵兵がまったく登場してこない戦争映画で、舞台は戦闘シーンよりも脱出部分にスポットを当てており、この監督らしい手法で時間軸を陸は1週間、海は1日、空は1時間と異なる進行時間のエピソードを同時に語り始めて最後には見事にシンクロさせている。
台詞の少ない作品だが少ないからこそ、ここぞという終盤にグッとくる台詞が用意されている。
この作品はIMAXで鑑賞してこその作品で迫力や臨場感・緊張感は劇場以外では伝わらないと思う。
戦争の恐怖を体験出来る稀にみる戦争映画ですから是非IMAXで!!

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