映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
最近は歳のせいか年老いた人達の作品を観る機会が多くなっているが、今後さらに歳を重ねた時の事を無意識に感じているのかもしれない・・・
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011)」「カルテット!人生のオペラハウス(2012)」そして本作と鑑賞したが、3作品の中では最も感動させられた。
最近では映画鑑賞をして涙を流すということは殆どなかったが、本作の後半はどうしようもないくらい涙が止まらなかった。
公開の初日に鑑賞しましたが、映画の日ということもあり平日にもかかわらず7~8割の入りでした。
とにかく「クエンティン・タランティーノ」色が満載の痛快娯楽ヴァイオレンス西部劇で165分の長尺にも気にならないほどスクリーンに引き込まれます。
主演の「ジェイミー・フォックス」が中盤から後半まであまり目立たなかったような気になったのは「クリストフ・ヴァルツ」が本年度のアカデミー助演男優賞を受賞するほどの熱演をしていたからなのでしょう。
In: ドラマ
11 3月 20137人の熟年男女が人生の終盤を〈神秘の国インドの高級リゾート・ホテルで、穏やかで心地よい日々を〉の謳い文句を見て、物価の安いインドでの優雅な生活を満喫しようとイギリスからやってくるのだが、現地に来てみると、やる気だけは人一倍の若き支配人が経営する〔将来は高級ホテルになる予定〕という廃墟同然のボロホテルだった。
In: ドラマ
21 12月 2012「クリント・イーストウッド」は「グラン・トリノ(2008)」を最後に映画出演を終えると云っていたのに、本作監督の「ロバート・ロレンツ」との友情から4年ぶりに主演を務めた父親と娘のドラマです。
とても82歳とは思えないイーストウッドの演技には感動させられますが、娘との歳が離れ過ぎている為に若干の違和感があります。
娘役の「エイミー・アダムス」の実年齢は38歳ですが、劇中では31歳だったような・・・
「北野武」監督が「アウトレイジ(2010)」の続編として再び豪華キャストを起用したバイオレンス作品。
前作から5年後を舞台にしており生き残った「ビートたけし」「三浦友和」「加瀬亮」「小日向文世」「中野英雄」と新たに「西田敏行」「中尾彬」「松重豊」「高橋克典」「桐谷健太」等が新たに参加しているが、残念ながら前作に比べ極悪度は明らかにパワーダウンしている。
前作は過剰な暴力描写や一般人に見える俳優を上手くヤクザとして起用し残酷なことをする意外性のアイデアが面白かったが、今作は意外性もなく驚きもなかった。
「ヘアスプレー(2007)」の「アダム・シャンクマン」が「トム・クルーズ」「キャサリン・ゼタ=ジョーンズ」という豪華キャストを起用したミュージカルだが、この2人は助演だった。
主演は「バーレスク(2010)」のジョージア役だった「ジュリアン・ハフ」で中々の熱演です。
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、80年代中頃のロックナンバーにすんなりと入って行ける私達の年代には受入れられる作品ではないだろうか?
全体の構成としては若干「バーレスク(2010)」に似ているが、此方はPG12なので少しお下劣(笑)だがロックン・ロールに上品さは必要ないだろう!
公開から1ヶ月近くなりますが、いまだにテレビCMが流れているという最近では珍しい映画です。
世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディなので楽しみにして鑑賞してきましたが、首下が麻痺している大富豪の男と、その介護人になるスラム出身の黒人が友情を育んでいくという内容はユーモアもあり心温まる作品でした。
In: ドラマ
19 4月 2012今更ながらの作品ですが、当時私は劇場で観ることが出来なかったし、「アバター(2009)」で3D映画の新時代を切り拓いた「ジェームズ・キャメロン」監督が代表作である本作を最新のデジタル技術で変換処理を施した3Dバージョンを新たに劇場で体感出来るということは映画ファンにとっては例えようのない喜びです。
肝心の3Dの出来ですが、1コマ単位の手作業で手間とお金をかけて3Dにしたというだけあって、素晴らしい立体的な映像となっています。
In: ドラマ
19 4月 20122011年映画賞の部門に多数ノミネートされ「アカデミー賞」「ゴールデン・グローブ」「英国アカデミー賞」「放送映画批評家協会賞」には、「オクタヴィア・スペンサー」が助演女優賞を受賞している注目作だったので鑑賞してきました。
原作「キャスリン・ストケット」のベストセラーを映画化した感動作で、1960年代のアメリカ南部は未だ人種差別意識が根強く残る地域での勇気ある行動で、世の中に大きな波紋を投げかけた作家志望のスキーター「エマ・ストーン」とメイドとして働く黒人女性たちとの友情ドラマです。
妹役の「17歳の肖像(2009)」「マイ・ブラザー(2009)」の「キャリー・マリガン」の演技も良かったが、2011年ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞した「マイケル・ファスベンダー」の演技が凄かった。
彼は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)」の若き日のマグニートーというぐらいのイメージしかなかったのだが、本作ではセックス依存症で苦悩する男を熱演している。
またイギリスの新鋭監督「スティーヴ・マックィーン」がスクリーン上で主人公の孤独感を巧く演出しており、徐々に内面のバランスが崩れていく様がヒシヒシと伝わってくる。
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