映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
この映画の世界観は「ブレードランナー(1982)」に似ており、この作品が与えた影響の大きさを改めて感じてしまった。
物語は「ジュード・ロウ」主演のSFサスペンスで、高額な人工臓器は長寿が得られる代わりに、ローン返済が滞れば合法的に人工臓器を回収され死を迎えてしまう。
この世界で腕利きの人工臓器の取立て屋(レポメン)のレミー「ジュード・ロウ」は何者かの罠に嵌り、自分が人工心臓を入れることになってしまう。
先ず最初に感じたことは、わざと色調を薄いセピア色した映像は上手く近未来観を出しており、昔観た「マッドマックス2(1981)」と最初は被っていたが、流石30年の開きはリアルな映像で文明が壊滅した後の地球や荒涼とした世界感を出して廃墟などのCGが時代の違いを感じさせる映像になっていた。
主演の「デンゼル・ワシントン」は本来善人顔なので悪役を演じたのは「トレーニング デイ (2001)」ぐらいしか思い出さないが(「アメリカン・ギャングスター (2007)」も悪役ではなかったし)本作の武骨な顔立ちで旅する彼を見ていると何でもこなせる役者なんだと改めて感心させられてしまう。
「スティーヴン・スピルバーグ」が映画監督としてのデビュー作である「激突! (1971)」の原作者「リチャード・マシスン」の最新映画で、最近では「地球最後の男 オメガマン (1971)」のリメイク「アイ・アム・レジェンド(2007)」がありましたが、原作映画化としては「エコーズ(1999)」が2005年に公開されて以来で「キャメロン・ディアス」主演ということもあり期待して観に行ったのですが、何というか・・・
出だしは「世にも奇妙な物語」か「トワイライト・ゾーン」のような感じで始まっていると思っていたら、この作品は「新トワイライトゾーン」シリーズの1作品「欲望のボタン」としてTV放映されていたそうです。
監督初挑戦の「ニール・ブロンカンプ」が「ロード・オブ・ザ・リング 」シリーズや「キング・コング (2005)」の「ピーター・ジャクソン」の全面バックアップでデビューを飾り独創的なストーリーで全米で驚きのヒットを記録した異色のSFアクションです。
初監督作品にも関わらず非常にポテンシャルの高い作品となっています。
配役陣に名の通った役者は一人もいませんが、そんな事は全く気にならず物語に没頭してしまいました。
「ターミネーター3(2003)」の「ジョナサン・モストウ」監督作品で「ダイ・ハード4.0 (2007)」から久々の「ブルース・ウィリス」が主演、「マイ・ボディガード (2004)」「サイレントヒル (2006)」の「ラダ・ミッチェル」が共演のSFサスペンスです。
内容は身代わりロボットの「サロゲート」が普及し日常生活を任せるようになった近未来社会でFBI捜査官の「ブルース・ウィリス」が、巨大な陰謀を暴くいく物語です。
待ちに待って年末一番楽しみにしていた映画です。
その結果は・・・間違いなく次世代の新しい映画の形態を示す1作になると感じさせる映像革命の作品でした。
「ターミネーター(1984)」「タイタニック(1997)」の成功で不動の地位になった「ジェームズ・キャメロン」監督が、沈黙を破って監督/製作/脚本/編集をして長年にわたって開発に関わってきた3D技術をはじめ最先端の映像テクノロジーで、満を持したSFアクション超大作です。
正に超B級娯楽映画の王道を行く内容で、1980年代に戻ったかのような錯覚に陥ってしまう映画です。
しかもB級映画の特権?である筈の「低予算」であるが故のB級映画なのに、この作品は予算たっぷりの高額映画ですが、B級映画お約束の血みどろシーンはちゃんとあるのでご安心?を!(ちなみに「R15+」です)
「X-MEN」シリーズが好きだった私にとっては面白く鑑賞出来ました。
全作品に登場している「ヒュー・ジャックマン」扮するウルヴァリンの誕生秘話で、主人公ローガンが少年時代に特殊能力を覚醒させて以来、驚異的な肉体再生能力と戦闘能力で復讐に立ち向かい、シリーズ1作目の「X-メン(2000)」に繋げている。
「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」以降「バンコック・デンジャラス」がイマイチで、そろそろビッグヒットが欲しい「ニコラス・ケイジ」なので大した期待もせずに観に行って来ました。
しかし意外にも私的にはOKの作品で楽しめました。
「スティーヴン・スピルバーグ」と「マイケル・ベイ」がコンビを組んだ前作
「トランスフォーマー(2007)」の続編で、前作のスタッフ・キャストが全く同じ
なので物語もそのまま続いております。
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