モナコ公妃となった銀幕の美女グレース・ケリーを「ニコール・キッドマン」が見事に演じている。
ヒッチコック作品「マーニー(1964)」のヒロインに関してこのような事実があったことは知らなかったが、私は未観なので改めてこの作品を観てみたくなりました。
ド・ゴール暗殺未遂は30回にも及んでいるので中盤で描かれている事件が「ジャッ
カルの日(1973)」とリンクしていた事件かどうかまでは判らなかったが、背景は容易に想像することが出来る映画で最後まで退屈することなく入り込めました。
モナコとフランスの政治的対立をめぐる国家の危機に、彼女がいかなる選択をして危機を回避したのかを描いているが、レーニエ大公の姉アントワネットが自分の息子を大公位に就ける為に追い落としを企んでいる箇所は史実と一致するのかどうかは解らないし、伝記映画なので私個人としてはその後に自動車事故でこの世を去ってしまった所まで描いて欲しかったが、欲張り過ぎかな?

タイムトラベルをテーマにした作品が基本的には好きなので、眠くもならずに楽しく鑑賞出来たがイマイチ山場がなく盛り上がりに欠けてしまう内容だった。
何度失敗しても成功するまで過去に戻る設定は恋愛版「オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)」といったところかな?
主演の「レイチェル・マクアダムス」は過去に「きみがぼくを見つけた日(2009)」で、自分の意志に関係なくランダムに時間軸を移動してしまうタイムトラベラーを愛してしまうヒロイン役で出演していたので、時間移動出来る男を愛する2作目の作品になってしまった。
中盤から殆どタイムスリップしなくなるので若干間延びしてしまうが、ラストはしんみりとエンディングを迎える。
Hな会話も有り大人のデートムービーにはピッタリの作品です。
ちなみに私的には恋愛もののタイムトラベル作品のベストは「メグ・ライアン」と「ヒュー・ジャックマン」主演の「ニューヨークの恋人(2001)」ですので未見の方は是非!!

「トム・クルーズ」の前作「オブリビオン(2013)」に続き「桜坂洋」原作の小説を映画化した連続でのSFアクションでした。
「ロック・オブ・エイジズ(2012)」のようなミュージカルや「ワルキューレ(2008)」のようなサスペンスも難なくこなす幅広い役者だが、彼のベスト作品は「トップガン(1986)」だと思っているし此れを超える作品にはなっていない。
この手の内容は「バタフライ・エフェクト(2004)」で既に描かれており二番煎じ感からは免れないが基本的にタイムループ作品が好きなだけに最後まで飽きることなく鑑賞は出来た。
死ねば死ぬほど強くなっていく設定はかなりのベタで「ミッション:8ミニッツ(2011)」も同様のタイムループ作品だったが此方の方が楽しる。

主演「ジョニー・デップ」で製作「クリストファー・ノーラン」となれば、否が応でも期待が膨らむが残念ながら期待倒れで終わってしまった。
天才科学者の脳データをスーパーコンピュータにアップロードして軍事機密や個人情報を含む全てのデータを手にすると加速度的な進化を始め暴走していくという内容だが、イマイチ盛り上がりに欠ける。
主人公側がネットワークの進化を悪用せず、社会にとって役立つ事に使うという姿勢が平凡過ぎてストーリーの盛り上げに水を差しているのだろう。
最終的には人間vs機械の戦いになるのだが、恋愛も絡めてラストは・・・最後まで退屈だった。
「モーガン・フリーマン」「ポール・ベタニー」というような良い役者が出演してるのに残念でならない。

旧約聖書を読んでいるようなクリスチャンなら楽しめるのかもしれないが、そうでない私には、ただのファンタジーにしか見えず退屈だった。
アダムとイヴとその子供たちのカインとアベルぐらいは知っているものの、この二人の弟にセトがいたことすら知らず知識の無さが映画鑑賞の楽しさを半減させていることを恥じてしまうが仕方がない。
主演の「ラッセル・クロウ」と「ジェニファー・コネリー」そして「レイ・ウィンストン」や「アンソニー・ホプキンス」が出演していなかったら鑑賞したことを後悔していただろう。
ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー役だった「エマ・ワトソン」はすっかり大人の女性になっていたが今年で24歳になるのだから当然かな。
以前に「天地創造(1966)」を観ていて映像の進歩以外は、さほど変わらない作品だと感じたが、流石「ブラック・スワン (2010)」の監督「ダーレン・アロノフスキー」はラストでキッチリとエンタメ作品にしていた。
スペクタル神話劇なので人として真摯に鑑賞するなら楽しめるかもしれません。

今年のアカデミー作品賞は重厚な秀作で、監督の「スティーヴ・マックィーン」は黒人がアカデミー賞監督にはなれないというジンクスを見事に覆してしまった。
若い時にテレビドラマを1週間連続で観た「ROOTS/ルーツ(1977)」のような作品を想像していたが、本作は南北戦争前の19世紀前半に実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの伝記ドラマだった。
生まれながらの自由黒人が騙されて拉致された末に奴隷市場に送られ、再び自由になるまでの苦労を描いているが、必ずしも殆どの奴隷が残酷非道な扱いを受けていた訳ではなく、主人に取り入り裕福に暮らしている黒人も描かれているので真実味が増している。
人気上昇中の「マイケル・ファスベンダー」と監督は「SHAME -シェイム- (2011)」に続いてのタッグで熱演している。
主演の「キウェテル・イジョフォー」はあまり知られていない役者だが役者歴17年目の中堅で無難な演技だったし、制作を兼ねた「ブラッド・ピット」は出番は少ないものの美味しい役どころを持っていった感じでした。

人気作家トム・クランシーの12年振りのジャック・ライアンを観に行かずにはいられないので早々と鑑賞してきました。
本作が5作目になるシリーズで「レッド・オクトーバーを追え!(1990)」「パトリオット・ゲーム(1992)」「今そこにある危機(1994)」「トータル・フィアーズ(2002)」以来の続編でしたが本作は「ジャック・ライアン」シリーズのリブート作品です。
「アレック・ボールドウィン」「ハリソン・フォード」「ベン・アフレック」に続き4代目ジャック・ライアンは「クリス・パイン」だが、彼は「スター・トレック(2009)」でもリブートしてるんですよね。
リブート役者の烙印を押されなければ良いのですが・・・
「マン・オブ・スティール (2013)」に続き「ケヴィン・コスナー」が助演で頑張っていますし、「ケネス・ブラナー」は監督と掛け持ちで出演しており最後まで楽しむことが出来ました。
私は鑑賞後にシリーズを最初から見直してしまいましたが、1作目が一番好きかな?

F1レースの世界で激しく競い合い性格の対照的な伝説的レーサー「ジェームズ・ハント」と「ニキ・ラウダ」の伝記ドラマを「ダ・ヴィンチ・コード(2006)」の「ロン・ハワード」監督が素晴らしい映像美で魅せてくれた。
特に1976年の第10戦ドイツGPから最終戦の日本GPまでは画面に釘付けです!
昨年はこの最終戦の富士スピードウェイでレースをしたこともあり自然と気分は高揚してしまいました。
人生において何を喜びとし、何をリスクとするかは人によって違いますが、この2人ほど「生」対しリスキーな生き方はしていない私でも、F1レーサーが普通の人達と神経回路が明らかに違うのだという事は明確に伝わりました。
最近は技術の向上やレギュレーションの変更等で安全性が重視されていますが、それでも「アイルトン・セナ」のように決してレース事故は無くなることはありませんし、一昔前までは20%の死亡確率だったなんて事は本作で初めて知りました。
心に残るシーンは、ニキ・ラウダが新婚後に「幸せが怖い」と奥さんに打ち明けるくだりで、一流レーサーが常に死を覚悟してる気持ちを上手く表現しています。
とにかく70年代にタイムスリップしたような感覚にさえ陥ってしまうほど夢中で鑑賞出来ますので、必ず・・・いや絶対に劇場で鑑賞すべき作品です!!!

何の前情報もなく鑑賞した作品で監督が「ジュゼッペ・トルナトーレ」なので「ニュー・シネマ・パラダイス(1989)」のようなドラマを想像してたのですが、内容は全く違ったものでした。

主演の「ジェフリー・ラッシュ」は「英国王のスピーチ(2010)」の時のイメージが強く残っていましたが、本作では恋愛シーンもあり心情豊かな演技は流石です。

本作には伏線が満載なので画面に釘付けで見応えのある極上のミステリーを是非劇場でお楽しみください。

出演者が「サンドラ・ブロック」「ジョージ・クルーニー」の2人だけなのにもかかわらず、最後まで眼を離せないハラハラドキドキのSFサバイバルです。

ヘルメット越しのカメラワークがリアルに宇宙空間の無重力地帯を演出しており高額なお金を払わなくても、少しは宇宙遊泳したような気分にさせてくれますが、実際には絶対に行きたくはないです!

内容は91分の短尺で飽きることはありませんが、映像が素晴らしいので3Dの劇場鑑賞が良いと思います。

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