監督は「エネミー・ライン」の「ジョン・ムーア」、主演は「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」や「ザ・シューター/極大射程」で渋い演技だった「マーク・ウォールバーグ」で「007/慰めの報酬」の「オルガ・キュリレンコ」も出演とあって期待大で劇場へ脚を運びましたが・・・かなりの肩透かし!
内容は、先がある程度読めてしまうお決まりのパターンの刑事もんアクション映画で「オルガ・キュリレンコ」は出番少ないし「マーク・ウォールバーグ」も前作の「ハプニング」に続いて今回も少々コケ気味・・・
「ジョン・ムーア」監督はデビュー作の「エネミー・ライン」は最高に良かったのに、そこを頂点として年々作品内容が劣っていく感じがする。
ガン・アクションのシーンはそれなりに迫力があるので、そこを楽しみにしたい人ならともかく、わざわざ劇場へ脚を運ばなくてもDVDでも十分かな?

素晴らしい作品です。
久々に心に残る映画を鑑賞出来ました。
キャッチコピーの
「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。」
は、この映画にピッタリだと感じます。
物語の構成とか内容は結構平凡なのですが、ラストへ向けての細かい流れと幕と閉じ方は「クリント・イーストウッド」らしさを出した傑作ではないでしょうか?
この映画のタイトルであるフォード社「グラン・トリノ」をアメリカの魂と考えている彼と、たまたま昨今ビッグ3のクライスラーが破産法申請したというニュースを聞いて複雑にシンクロさせながら鑑賞してしまいました。
観終わった後でテロップが流れる中、ほぼ満席だった劇場で席を立つ人が2~3人だった光景は、この作品の全てが象徴されていたような気がする。
本作で最後の出演作となるらしい「クリント・イーストウッド」快心の監督作&主演作で、私の中の今年度ベストワン作品でした。
映画も人生も終わり方が一番大事だということですね!(ひとりで納得)^^)

子供を誘拐して彼らに金を稼がせる集団や摩擦のたえない宗教問題など、実際にインドで起こっている問題を抱えながらも物語の内容はドラマチックなラヴストーリーに仕上がっています。
「運命」といえば、私たち恵まれているものにとっては、取捨選択を乗り越えそれでも巡りあった人や状況などだが、その劇的な意味を主人公(ジャマール)と初恋の相手(ラティカ)に持たせ、インド人の死生観である、何ごともあるがまま受け入れるという「運命」を主人公の(ジャマール)やスラムの子供たちに持たせるといった両方の「運命」の意味を交錯させ、見事なエンターティメント作品に仕上がっており、2008年度アカデミー賞最多8部門受賞も文句なしにうなずける作品でした。
サウンドトラックはインド人作曲家「A・R・ラーマン」が音楽を手掛けているが、躍動感にあふれるそのサウンドのおかげで、インドの貧困を浮きぼりにしながらも、暗さや悲壮感に傾き過ぎずにすんでいます。
主人公たちが放浪している悲惨な状況などは、まるで楽しげな冒険にさえ感じさせてしまうほどです。
エンドクレジットでは、インドの定番ではあるのだがそれでも映画の内容を考えたら、目を疑うばかり!あまりにも見事に裏切ってくれて、本当に清々しく映画館をあとに出来ます。 (by momo)

「ジョン・ウー」監督が巨額の個人資産を投じたというスペクタクル巨編「レッドクリフ」の後編です。
三国志好きなら誰もが知っている「赤壁の戦い」のエピソードを基に空前のスケールで展開していく物語は互いの駆け引きが見所で結果を知っていても面白いし、知らない人は更に面白いと感じる筈です。
ただ不満点も多く「Part1」で引っ張っておいて、最終決戦の「Part2」でも後半まで引っ張る必要はあったのか?
女性陣(尚香&小喬)の話は史実とは程遠いので私は必要ないと感じる。
エンタメ性を重視する割にはあまりにもキャラクターの描写が中途半端!
おそらく三国志をよく知らない人の為にこのような造りになってるのだと思うが、個人的には史実に忠実な骨太のシビアな作品にして欲しかったというのが正直なところです。
特に不満を感じるのはラストの「この戦いに勝者はいない!」というくだり云々。。。
実際の戦いであの終わり方は有り得ないし・・・
まぁ、ストーリーに不満があっても(周瑜)役の「トニー・レオン」と、(諸葛孔明)役の「金城武」は中々のハマリ役で良い演技をしています。
美味しい役所だった「中村獅童」扮する(甘興)という人物は(甘寧)をモチーフにしたオリジナルキャラクターだという説が多いようで、それなら完全に史実を無視してますよね! って思いで観終わりました。。。
しかし、総合点で云えば最後の戦いは超迫力満点の素晴らしい出来で、前編と後半を半分我慢して観ても十分お釣りがくるぐらい値打ちのある作品となっています。
あの迫力は絶対に劇場で鑑賞すべきです!!
DVD鑑賞だと多分突込み所満載で不満が残る結果になってしまう気がしますので・・・(「三国志」知らない人だったらOKかも?)

「キング・コング」以降、パッとしなかった「ナオミ・ワッツ」と「トゥモロー・ワールド」「インサイド・マン」などで存在感を知らしめた「クライヴ・オーウェン」のコンビで難攻不落の巨大銀行の巨悪に迫るサスペンスです。
舞台はベルリンを始め、リヨン・ルクセンブルク・ミラノ・ニューヨークといった各地を飛び回る為に最初は若干追いついていくのに戸惑うが、物語は判りやすくテンポ良く展開するストレートな内容は気持ちよく観賞出来ます。
後半の山場に美術館での銃撃戦がありますが、白昼の大衆が集まるような場所で多数の暗殺集団を送り込むなんてシーンは、あまりにも現実離れしていてリアルさには欠けるものの、このシーンがあるからこそ単なる「社会派映画」としてではなく娯楽サスペンス映画となっているのだと思う。
この作品は70年代の作品を彷彿させるような演出を意識した造りになっているような気がしてならないが(私は「フレンチ・コネクション」や「ゴッドファーザー」を思い出しました)サスペンスとして久々に楽しめた映画でした。
お奨め映画です!

「ドーン・オブ・ザ・デッド」「300 <スリーハンドレッド> 」の「ザック・スナイダー」監督作品なので、どんな映像美を観せてくれるのかと思いきや、映像的には期待していたほどでもなかった。
内容は1980年代後半に発表されたアメリカの人気グラフィック・ノベルを実写映画化したヒーロー・ミステリーなのだが、原作を知らない私にとって163分の尺は結構キツイ映画でした。
予備知識なしで観賞した為に中々劇中に入って行けず、前半は苦労するものの後半は何とか「あぁそういうことなのか」と納得出来たので救われました。
ただ、こういうアメコミヒーローもんは原作を知らないと面白さが半減してしまいますし誰でもが楽しめる映画に成り得ないのが辛いとこかな?
原作のファンならお勧めなんでしょうが、俳優陣に有名どころは不在ですし私的には続編が出ても観ないだろうなぁというのが本音です。

「ブライアン・シンガー」監督が「トム・クルーズ」と組んだサスペンス映画です。
実話を基にした物語でナチス政権の反乱分子がドイツ将校であるシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)にヒトラー暗殺計画を持ちかけ、国内の捕虜や奴隷がクーデターを起こした際に予備軍によって鎮圧するワルキューレ作戦を利用してヒトラー暗殺後に政権及び国内を掌握しようとするのだが、どこまで史実が忠実に再現されているのかは判らなかったが、ミッションが失敗に終わるという事が判っていても緊迫感は半端ではありませんでした。
とにかく、この作品はサスペンスの盛り上げ方が凄く上手く作ってあるので最後まで全く飽きさせません!
脇を固める俳優陣も「ケネス・ブラナー」「ビル・ナイ」「トム・ウィルキンソン」「テレンス・スタンプ」など豪華な構成で120分間文句なく楽しめます。
ただ、ドイツ軍がドイツ語ではなく英語を話すというのは余りにもリアリティに欠けてるような気がしますが、ドイツ語も英語も判らない私にとっては大差はないかも・・・(^^)ゞ
この作品は劇場で鑑賞する価値が十分にある映画ですので是非劇場へ!!

【クロの独りよがりな映画評】
これは「ドラゴンボール」を語ったアニメとは別物の「ドラゴンボール」であってアニメの「ドラゴンボール」を連想して劇場に脚を運ぶと間違いなく後悔します。
ある程度の駄作は予想していたものの、そのはるか上を行く作品でした。
先ずストーリーが面白くない!
アクションも中途半端!
こんなくだらない映画に制作費100億円使うとは・・・
恐るべしハリウッド。。。。
キャラクターが、お馴染みの「孫悟空」「ブルマ」「ピッコロ大魔王」「チチ」「ヤムチャ」「亀仙人」という名前で出ている以外は親しみも感じられず、ギャグも殆ど入っていないし久々大外し映画です!
まぁ、あの壮大な長篇アニメを90分の尺で表現することなど所詮無理があるのですから仕方ありませんが、ゴールデンラズベリー賞(その年度の最悪のハリウッド映画に(冗談半分で)おくられる映画賞。通称ラジー賞)にノミネートされるのは間違いないかも!!

2003年の「アンダーワールド」が《続編》で、2006年の「アンダーワールド2 エボリューション」を《完結篇》と考えたら本作「アンダーワールド:ビギンズ」は正に《1作目》となる作品で、俳優陣も同じなので違和感がなく3作品で綺麗に物語が終わります。
前2作では若干ややこしかった人間関係でしたが、本作を観たことでスッキリしました。
原題は「UNDERWORLD: RISE OF THE LYCANS」ですので、ビギンズというよりヴァンパイア族とライカン族との争いの起源の映画でしたが、興味のある方は
http://www.sonypictures.jp/movies/underworldriseofthelycans/
で、キャラクター相関図を参照して下さい。
このシリーズのファンなら必見の作品ですが、私が劇場で観賞した時は私以外の観客は6人でした。。。
私はイチ押しなんですけどねぇ~(><)
残念だったのは、クレジットに「ケイト・ベッキンセイル」が入っていたので当然両親が殺されたくだりの場面があるものと思っていましたが、全くなく出番も驚くほど少なかったことかな?(クレジットに入れるほど出てないし・・・)
本作観賞後に「アンダーワールド」「アンダーワールド2 エボリューション」のDVD観賞を直ぐにされることをお奨め致します。

「プラダを着た悪魔」や「ゲット スマート」の「アン・ハサウェイ」主演のサスペンス・スリラー・・・と思いきや。。。
これは何を書いてもネタばれになりそうなので、残念ながら多くは語れませんが、私はそこそこ楽しめました。
航空会社から生存者へのセラピストを依頼された「アン・ハサウェイ」は5人の生存者の内の1人で、他の生存者とまるで様子の違う「パトリック・ウィルソン」と親密な関係になってしまいます。
そして、彼女が飛行機墜落事故を巡る不可解な謎に疑問をもちはじめた頃、生存者が次々と失踪を遂げ航空会社への不審を強めた彼女は懸命に事故の核心に迫ろうとしてゆきますが、全ては最後のオチへの伏線です。
いわゆるドンデン返し系の映画ですが、私に云わすとこれは「反則技」。
航空会社による事故原因を隠蔽しようとする陰謀を描いたサスペンス映画だと思って鑑賞したらガッカリします。
途中に盛上がるヤマ場がなく若干ダレ気味で物語りは進んで好き嫌いがハッキリ別れる映画だと思いますが、上映時間も93分と短いですし「アン・ハサウェイ」が好きなら気楽な気持ちで観れる映画です。
最後は「あぁそういうことだったのか」と思い少しだけ涙を誘います。。。

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