映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
「ダ・ヴィンチ・コード」の「トム・ハンクス」と「ロン・ハワード」監督コンビのシリーズ第2弾でヴァチカンを舞台に宗教と科学の数百年にわたる対立の歴史を宗教象徴学者(ロバート・ラングドン)が、タイムリミットが迫る中で奔走するサスペンス。
その他の出演では「ユアン・マクレガー」以外はあまり馴染みのないキャスティングですが、小気味良いテンポのシナリオはバックに流れる音楽と非常にマッチしており上映時間の138分は最後まで全く飽きさせない構成になっている。
「ダ・ヴィンチ・コード」は原作をかなり圧縮して映画化しただけあって難解な部分が多かったが、本作は前作より判りやすく面白い。
謎解きの部分はテンポが早過ぎて付いて行けない箇所も多少あったが、元々「科学vs宗教」の対立構図なんてのは知りませんでしたし「ヴァチカン」や秘密結社の「イルミナティ」の事や「ガリレオ」を知らなくても大丈夫でした。
「ダ・ヴィンチ・コード」の続編という触れ込みだけど、前作とは殆ど関連がなくって本作だけ見ても十分楽しめます。
この作品「ヴィン・ディーゼル」「ミシェル・ヨー」「ジェラール・ドパルデュー」「シャーロット・ランプリング」と、そこそこの役者が出演しているのに悲しいかなシナリオが悪過ぎます。
監督はイマイチだった「クリムゾン・リバー(2000)」とまぁまぁ面白かった「ゴシカ(2003)」の「マチュー・カソヴィッツ」だが、この人監督するより役者の方が合ってると思う。
「ミュンヘン(2005)」なんか良い演技だったしね。
物語は、放射能汚染地帯が点在する近未来で人類の存亡を左右する少女を目的地まで運ぶ依頼を引き受けた一匹狼の傭兵「ヴィン・ディーゼル」が、次々と降りかかる危機を切り抜けながら世界中を駆け巡って邪悪な陰謀に立ち向かうというストーリーです。
最初は「トランスポーター」を思い出させてくれる出だしだったが、途中から信仰やら宗教やらと何か全く違う方向へ・・・
アクションは充分に堪能出来たから未だ救われる点はあっても、内容が無いと直ぐ忘れてしまい「あれ?どんな映画だっけ?」とつまらなかった事は覚えていても内容は覚えていない為にDVDで観てしまう羽目に・・・
これは制作会社の作戦か?・・・いや、ただ単に私の物覚えが悪いだけです。。。
ところでK-1の「ジェロム・レ・バンナ」って役者だったの?
これで3作品目だけど映画なんか出てないで練習しろよ!
「ニコラス・ケイジ」演じる一匹狼の暗殺者とくれば手に汗握るサスペンスもんかと思いきや「ザ・パン・ブラザーズ」の兄弟監督が監督・原案・脚本・編集した「レイン(2000)」のセルフ・リメイクしたアクションでした。
序盤では冷酷な暗殺者(ジョー)を演じる「ニコラス・ケイジ」でしたが、途中から急に心優しい暗殺者になってしまい興醒めしてしまう。
だいたい仕事の最中に薬を買いに行った薬局の女店員に惚れるなんざぁプロとしては最低でありえないでしょう!普通・・・
完全無欠のスナイパーとして自身守っていた4つのルールが
・依頼主に質問をしない
・堅気とは接触しない
・証拠は決して残さない
・引き際をわきまえる
だったのに最後の仕事として来たバンコックでは、このルールを次々と全て見事に自ら犯していきます。
まぁ其処が人間的で好きなんですが・・・
個人的に彼のファンなので直ぐに映画館へ脚を運びましたが作品的にはDVDでも十分だと思います。
「ジェット・リー」「アンディ・ラウ」「金城武」が共演した19世紀清朝末期の中国を舞台にしたドラマだったが、史実を知っていないと若干苦しいかも?
私は勉強不足で「太平天国の乱」とは何ぞいや? でしたので
http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E5%A4%A9%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%B9%B1
で勉強してから鑑賞されることをお奨め致します。
まぁ歴史物としては、そこそこまとまっていると思いますし、前半は楽しめましたが途中からありえない筋書きで男たちの絆が崩れるというのは何だかねぇ・・・
そこは今も昔も女絡みな訳で、儚く友情は崩れていきます。
義兄弟の契りの証し「投名状」を交わす3人の目的は
「ジェット・リー」は、戦いに勝利して出世し、多くの民の為の政治をと願い
「アンディ・ラウ」は、自分を慕う友の為に第一の義の友情を重んじようと願い
「金城武」は、冷静に周りを見る目を持って義を守ろうとする。
この部分はそれぞれ見事に演じられており、特に「ジェット・リー」の迫真の演技は観た事のない彼を観れて素晴しかった。
後半の「南京の戦い」はカットされていたので残念だったが、総合的には十分満足出来る作品なので是非劇場での鑑賞を!
2007年秋に公開されたバイオレンス・アクション「クローズZERO」の続編で当時劇場で鑑賞した後に、ここでもコメント書いてますが明らかに当時の喧嘩とはやり方が変わっていました。
前作は確かチェーンやバットなど道具を持ち込んだ喧嘩だったのに、今回は全てステゴロ(素手の喧嘩)でした。
この方がリアル感があるし前作よりも面白く最後まで全く飽きさせない構成になっています。
出演は前作同様「小栗旬」「山田孝之」「やべきょうすけ」「岸谷五朗」が出演していますが、今回の「黒木メイサ」は殆ど出番もなかったし、あえて出演さす必要はなかったかも。。。
今回は女性陣が殆ど出ていなくて男男しているとこがグゥ~でした。
前作を観た時も原作を読みたいと思っていながら今日まで読まずにいましたが、今回は、どうしても読んでおかないと映画の面白さが伝わらないと思い現在購買を検討中です。
先日公開された「ザ・バンク」の「クライヴ・オーウェン」と「ジュリア・ロバーツ」といえば「クローサー (2004)」以来の共演で、本作は業界トップをめぐって激しく競合する化粧品会社から、それぞれ産業スパイとして雇われた元CIAと元MI6の2人が巧みに繰り広げる諜報合戦をユーモラスに描いた作品です。
この映画のキーワードは『騙し合い』で、コメントを掘り下げて書いてしまうと面白くないので控えめにしときます。
企業間の産業スパイ戦なので、世界戦争が起こりかけない国家機密の丸秘重要物を巡って騙し合うというような緊張感はないものの、これはこれで構成も二転三転する内容ですし最後の最後まで楽しんで観ることが出来ます。
派手なドンパチもありませんし、わざわざ劇場で観なくてもとは思いますが必ず観ておきたい1本ではあります。
人気のTVアニメ劇場版第13弾で先ず驚かされたのは、このアニメの人気の高さです。
GWの最中でしたが、なんと夜9:00にして全席完売!!(驚)
子供に人気なのは判りますが、この時間帯に子供の入場は出来ませんし観客層をよく観てみると若いアベックがかなり目立ちます。
毎年1本ずつ13年も続いてるシリーズですから13年前から観ていた若者でも今は成人して・・・と考えると納得してしまいました。
そんなに人気があるなら私も一度観てみようと初めて劇場での鑑賞です。
TVでは何度か観ていてある程度の人間関係は理解しているつもりだったので、躊躇なく観ていましたが「黒の組織」の人間関係まではよく判らず、これは全シリーズを観ていないと駄目なのかなぁと思いつつ鑑賞していましたが、アニメですし推理ものなのでそういう予備知識は無くても普通に楽しめます。
でも、このシリーズのファンなら云うまでもなく既に観てますよね。。。
超セレブなお嬢様犬チワワが大冒険を繰り広げるファミリー・コメディ。
ディズニーお得意の冒険動物もんで昔の作品と決定的に違うのはCGを多用して登場してくるので、他の動物達も可愛くほのぼのとして鑑賞出来ます。
家族そろって鑑賞するのも楽しいし犬好きの人ならおススメかな?
残念だったのは私が観た劇場は日本語吹替えしか上映してなかったので、折角「ドリュー・バリモア」と「アンディ・ガルシア」が吹替えしているというのに聴けなかったこと。
良い役者が吹替えしてんだから、やっぱ此処はオリジナルと日本語吹替えと両方で上映して欲しかったが家族向け対象に絞られたようだ。(残念)
しかし、チワワのルーツがメキシコだったとは知らなかった。。。
全くアクションをしない「ジャッキー・チェン」なんて・・・なんかイメージが違うと思いつつ劇場へ脚を運んだ。
密航船で日本へ上陸する1990年代の中国難民を演じ、新宿でさまざまな人間と出会い、のし上がっていくというサクセス・ストーリーだが、一昔前のヤクザ映画を観ているような錯覚に陥った。
共演に「竹中直人」「加藤雅也」「峰岸徹」「長門裕之」などという日本人が出演していたせいもあるだろうが、ここに「ジャッキー・チェン」を主役として新宿を舞台とした香港映画では違和感があり過ぎた。
現在の歌舞伎町は中国・韓国系に加えアジア全般のヤクザが入乱れる多国籍地帯だと聞いているが実際はどうなのだろうか?
この映画のようにフィクサーが取仕切っているのかどうかは堅気である私には知る由もないが、こんな題材があったのだからこの作品は是非日本映画として撮影して欲しかった。
そうすれば監督にもよるだろうが、もう少しリアルに緊張感を持たせた作品になってたと思う。
今回新たな「ジャッキー・チェン」を観れたが、作品としては中途半端な映画に終わっているのが残念である。
「ノーカントリー」のコーエン兄弟がメガホンを取り「ブラッド・ピット」「ジョージ・クルーニー」とくればコメディでも期待するでしょ!・・・普通は。。。
コーエン兄弟は前作アカデミー賞「ノーカントリー」の次作品なのだが、このギャップは何なのだろうか?
遊び半分で作ったとしか思えないような作品で、新しいジャンルに挑戦してみたかったのかもしれないが、私はこの手のブラックコメディは受け入れられなかった。
元々コメディが苦手なのは、お笑いが嫌いだからではなく、日本の笑いのツボとアメリカン・ジョークのツボが明らかに違う為に、つまらなく感じるせいである。
確かに日本人に受け入れられているコメディは多くあるが、今回の場合はCIA批判をブラックユーモアで表現していて、決して趣味が良いとは思えないシーンもあり退屈な時間のみが経過していった。
私には気付かない、もっと深い意味やメッセージがあったのかもしれないが、あえてそれを感じようとは思わなかったし観なおしたいとも思わない。
せっかく名優達が共演しているのに残念である。
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