今週は今一番ハマッてるTVドラマシリーズで次のシーズンが凄く待ち遠しくて楽しみにしてる作品を紹介致します。

アメリカのTVドラマには幾多の素晴らしい作品があります。
私の好きなシリーズをあげると
「X-ファイル」(9th season)で終了
「24 TWENTY FOUR」(現在「シーズン6」で継続中)
「プリズン・ブレイク」(現在「シーズン3」で継続中)
等がありますが、断トツで気に入ってるのが
「バトルスター・ギャラクティカ」(現在「シーズン2」で継続中)です。
 http://www.galactica-saga.com/index.html
この作品は、テレビ放送しているなんて信じられないくらい出来が良いドラマです。
「宇宙空母ギャラクティカ(1978年)」のリメイクですが、大まかな概要である人類が生み出した機械生命体・サイロンと人類との戦争という設定は同じでも、その他は全く別オリジナルの仕上がりとなっています。
よく練られたシナリオ・映画顔負けの映像技術、そしてオリジナルの主役だった「リチャード・ハッチ」が、リメイクの方でも別役で出演しているのは心憎い演出です。
「バトルスター ギャラクティカ-サイロンの攻撃」がDVDで2004年に発売されています。
この続きが、このシリーズとなっているのですが(「シーズン1」の「序章」はこの「サイロンの攻撃」と同じ内容です)SF好きで未だご覧になられてない方は「サイロンの攻撃」だけでも観て下さい。
181分と少し長い作品ですが絶対にハマってしまいますよ!(^^)

1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を「クリント・イーストウッド」監督と「アンジェリーナ・ジョリー」主演で映画化したミステリー・ドラマです。
突如失踪の後に無事保護されて帰ってきた幼い息子が別人だったことから本物の我が子を取り戻す為に捜査ミスを犯した警察の非道な圧力に屈することなく我が子の無事を信じ救おうとする母親の孤独な長い闘いを描いています。
母親の愛情が如何に強いかという事と国家権力が堕落してしまうとこんな世の中になってしまうという事を判りやすくした「イーストウッド」監督らしい秀作で、最後まで結末は予測出来ませんでしたが良い終り方だったと思います。
それにしても「アンジェリーナ・ジョリー」の演技は半端じゃありません!!
前作の「ウォンテッド」はクールでパワフル&華麗な女性を演じていたのに、本作では母性に突き動かされ強大権力に立ち向かう女を演じつつ、憔悴しいく痛々しい母親を見事に演じきっています。(凄)
142分の若干長尺の映画ですが、劇場観賞がお奨めで特に子供を持つお母さんに観て欲しい作品ですね。

ということで「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」と比べると、圧倒的に「チェンジリング」の方に軍配が上りました。
現在上記2作品で迷っておられる方はご参考に(^^)

2/22にアメリカ映画の祭典「アカデミー賞授賞式」において「ダニー・ボイル」監督の「スラムドッグ$ミリオネア」が作品賞・監督賞を含む最多の8部門に輝き、外国語映画賞では本命を退けて「おくりびと」が、短編アニメ賞では「つみきのいえ」が選ばれるという嬉しい受賞となりました。
今週は作品賞や主演男優賞など13部門にノミネートされていた「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」と、主演女優賞など3部門にノミネートされていた「チェンジリング」と、夫婦で荒稼ぎしている主演2人の作品を見比べて観ました。

「デヴィッド・フィンチャー」監督とは過去「セブン」「ファイト・クラブ」とコンビを組んでおり、今回で3作品目となる「ブラッド・ピット」。
特に「セブン」は1995年の作品ですが、どんどん引き込まれていくストーリー展開と驚愕のラストは衝撃で先日も久々にDVDで観賞したばかりでした。
このコンビの作品でならと「アカデミー賞」のノミネートもあり(発表前に観賞しました)期待して観に行きました。
粗方の内容は観賞前から聞いていたので特に驚く内容でもなく特殊効果は素晴らしかったが後は・・・
生まれた時に80歳のシワクチャな赤ん坊で徐々に若返ってゆく人生って、どっかで「スティーヴン・キング」の「痩せゆく男」とダブってしまいアイデアの斬新さには欠けてしまった様な気がする。
「バベル」でのカップルだった「ケイト・ブランシェット」とのロマンスも新鮮さが無くて残念だった。
所々に「デヴィッド・フィンチャー」監督らしさは出ていたものの167分の上映時間は結構苦痛だったが「ブラピ」ファンなら劇場へ!

人気スパイシリーズの第21作「007/カジノ・ロワイヤル」で6代目ジェームズ・ボンドに抜擢され一躍時の人となった「ダニエル・クレイグ」と「スクリーム」全シリーズで名をあげた「リーヴ・シュレイバー」と「ジャンパー」の「ジェイミー・ベル」が性格の違う兄弟役を演じています。
監督は「ラスト サムライ」の「エドワード・ズウィック」で、ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺が行われていた時代にユダヤ人の兄弟が2年以上でユダヤ人1,200人を救った実在の知られざる戦時ドラマです。
汚い革ジャンを着ていても「ダニエル・クレイグ」の殺しのシーンは脳裏に「ボンド」の刷込みが焼きついてる為かもしれないが流石というぐらいクール!!!
全体的に若干暗い作品ではあるが、想像していたよりはリアルではなかったし、ピンチの時に兄弟が助けに来るなどという設定は完全な娯楽アクション映画です。
劇場での観賞をオススメ出来る作品です。

久々「キアヌ・リーヴス」が刑事役で(私の記憶では「スピード」以来だと思う)挑んだクライム・アクション。
「マトリックス」シリーズの「ネオ」もはまり役でしたが、私は断然刑事役の方が似合うと思いますし、本作はタフな刑事を見事に演じていますが残念なことに展開とラストは始まって15分でほぼ読めてしまいます。
共演は「ラストキング・オブ・スコットランド」の「フォレスト・ウィッテカー」と途中からコンビを組む「ファンタスティック・フォー」の「クリス・エヴァンス」で中々カッコ良かったんですが・・・
脇役で「プリズン・ブレイク」の全シリーズに出演している「スクレ」役の「アマウリー・ノラスコ」の出演は、このシリーズのファンである私にとっては嬉しいキャスティングでした。
態々劇場へ脚を運んで観るほどでもありませんが「地球が静止する日」よりは数段楽しめます。
「キアヌ」ファンか銃撃シーンが結構あるのでアクションファンなら映画館へ!

本日は劇場映画ではなく、1月末にスター・チャンネルで初放映されたアメリカのテレビ映画を紹介します。
「マイケル・クライトン」原作で、1971年にSF映画の金字塔として今観ても見劣りのしない「ロバート・ワイズ」監督「アンドロメダ…」のリメイク作品です。
昔観た時は非常に面白かったので印象深く今でもハッキリと覚えていましたが、今回この「アンドロメダ…」のリメイクを「リドリー・スコット」「トニー・スコット」両巨匠の兄弟が製作&放映されると聞き昨年暮れから凄く楽しみにしていました。
出来は《これぞリメイク!》という内容でスケールも大きく前後編3時間の長尺にも拘らず画面から眼を離すことが出来ません。
SFとはいえ私が知る今までの中で「最強最悪のウイルス」が人間に襲いかかりますが、最初の都市から米西海岸まで迫ってる割に死者が殆ど出ていないシナリオには疑問を感じながらも最後までハラハラ出来る作品に仕上がっています。
現在スターチャンネルで数回再放送されていますが3月にはDVDが発売されますので未視聴の方にはオススメの1本です。
ついでにオリジナルの「アンドロメダ…」と見比べてみると更に楽しめます。

中国映画史上最高額という17億円の巨費を投じて製作され国内では約400万人を動員する大ヒットを記録したという悲劇の実話を描いた戦争ドラマです。
第二次大戦後に始まった中国共産党と国民党との内戦から引き起こした淮海(わいかい)戦役を舞台に人民解放軍に所属する第9連隊の連隊長の物語を「女帝[エンペラー]」でメガホンをとった「フォン・シャオガン」監督が見事な作品に仕上げています。
先ず驚かされたのは撮影技術で冒頭からの戦闘シーンはリアル過ぎるほど生々しい映像で戦争の惨さを観るものに訴えかけ思わず眼を背けてしまうほどです。
私は中国映画を殆ど観ていないのでこのレベルの高さに驚かされました。
物語自体は集合ラッパの合図があるまで炭鉱を死守することを命じられた連隊の連隊長がラッパ音を確認出来ずに戦闘を継続した為に部下を全滅させてしまい隊長ただ一人が生き残って自責の念にかられ、残りの人生をかけて実際に戦闘がありその戦闘で部下達が烈士として戦死したことを証明するために奔走する感動の物語でした。
まぁ多少のツッコミ所もありますし、特に連隊長が戦闘で最後の一人になってしまうシーンは省かれてあるので、その点はすごく不満が残りましたがDVDが発売されたらもう一度じっくりと観てみたい映画です。

これが娯楽大作と呼ぶに相応しい映画ではないでしょうか?
今作でシリーズ第22作となりますが、前作「カジノ・ロワイヤル」のエンディングの1時間後から始まるという続編ですので、2作品を前後編として観るのが正しい観賞の仕方です。
前作を観た人でも、もう一度観てから本作を観た方がより一層楽しめること間違いなしです!
「ダニエル・クレイグ」の007は今までの一連のボンドと違いスタイリッシュさに欠けていて優雅さや粋なとこがなくシリアスな体を張ったアクションの多いジェームズ・ボンドなんだけど私はコッチの方が好きです。
お決まりだった小道具の秘密兵器がないのは残念ですが。。。
冒頭から高級車の「アストンマーチンDBS」対「アルファロメオ159」のカーチェイスで両車をガンガンにぶっ壊し数分間で数億円の撮影費をかけてるだけあって、これでもかという位のアクションシーンが満載で判りやすいストーリー展開はアクション映画好きな人にとっては誰でも楽しめる作品に仕上がっていて◎でした。

私の好きな「エリン・ブロコビッチ」や「オーシャンズ11~13」の監督をしていた「スティーヴン・ソダーバーグ」作品です。
この作品は史実に基づいた伝説の革命家「エルネスト・チェ・ゲバラ」の伝記ドラマを2部作にした前編で本作は独裁政権に牛耳られたキューバで反体制派の「フィデル・カストロ」と出会い政府軍に無謀とも思えるゲリラ戦を仕掛けようというキューバ革命闘士の姿を描いています。
しかし私の勉強不足から歴史的背景を理解していなかったので画面を追うのが精一杯でした。。。
先ず《キューバ革命》の内容を殆ど知りません。
これはこの映画を観るにおいて致命的な事柄で事実を尊重した映画だと思いますので、キューバ革命やカストロのことをよく知らないでこの映画を観ると私のように物語に没頭することは出来なくなるでしょう。
上映中「フィデル」という名前はよく出てきていましたが、彼が「カストロ」だったというのに気が付くまでかなりの時間がかかってしまうというような始末ですから観ていても面白い訳がありません。
ドキュメンタリー映像っぽくもあり前半の1時間はテンポが速くて予備知識が無いと追いついていけない映画ですが後半はそれなりに盛上がります。
私は続編の「チェ 39歳 別れの手紙」を観る前にもう一度観ておきたいと思っています。
主演の「ベニチオ・デル・トロ」は、間違いなく当たり役で彼の代表作になる事は間違いありません。

ミラーズ(2008)

In: ホラー

10 1月 2009

この作品に主演している「キーファー・サザーランド」といえば、TV人気シリーズの「24 TWENTY FOUR」のイメージが強くありますが、私には20歳の時に出演した「スタンド・バイ・ミー」から早くも30年以上が経っているるんだというイメージの方が強くあります。
元々この作品は2003年製作の韓国映画「Mirror 鏡の中」をハリウッドがリメイクしたもので、日本では未公開でしたがDVDでは発売されているので機会があったら観てみたいと思います。
「キーファー・サザーランド」の前作「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」以来の劇場作で期待してた本作はR-15のホラーですが、内容は十分に満足のいく作品に仕上がっています。
満足のいく作品という意味は、私がホラーファンでグロいシーンもあったしオリジナルの最後は知りませんが、本作のラストが私好みのエンディングで、何よりも監督が「ハイテンション」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」といったホラー作品を作っている「アレクサンドル・アジャ」だったからです。
内容にツッコミどころはありますし整合性や辻褄を考えるとヘンな部分もありますが、ホラー映画ではそんな事を深く考えてはいけません。
とにかく怖かったかどうかが大事なんです!!
という理由でこの作品は上映中に2回ほど背筋がゾクぅ~~としたんでOKです!!

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