Archive for the ‘ドラマ’ Category

2010年アカデミー賞候補の10部門にノミネートされながらも結局1部門も受賞出来なかった本作でしたが、私的には「英国王のスピーチ(2010)」よりも楽しめました。
「ジョエル・コーエン」「イーサン・コーエン」による兄弟監督映画は2007年のアカデミー賞作品「ノーカントリー(2007)」が直ぐに頭に浮かび、物語に難解な部分があるのでは?と危惧していました。
しかし「ジョン・ウェイン」が「勇気ある追跡(1969)」で、一度映画化していた「チャールズ・ポーティス」原作作品の再映画化でしたのでストレートに入っていけました。

2010年アカデミー賞の「作品賞」「主演男優賞」「監督賞」「脚本賞」の4部門を受賞した本作は、TVのCMで云ってる「あなたも必ず涙する!」は嘘です。
と、いうのは私の感想ですが涙腺が緩むシーンはありませんが、伝記ドラマの良い映画だったと思います。
監督は殆ど無名の「トム・フーパー」ですが、見事にアカデミー「監督賞」を獲得し今後の作品が楽しみになりました。

「クリント・イーストウッド」が「グラン・トリノ(2008)」「インビクタス/負けざる者たち(2009)」に続いて監督・製作を手がけた作品なので期待して劇場へ脚を運びました。しかも製作総指揮は「硫黄島からの手紙(2006)」以来となる「スティーヴン・スピルバーグ」とタッグを組んでいるとなれば尚更です。
ただ、死後の世界をテーマにした映画で、最近では「きみがくれた未来(2010)」「ラブリーボーン(2009)」と2本観ていますが、どちらも私には物足りないと感じただけに一抹の不安もあり、結果は・・・
まず初っ端からパリのジャーナリストであるマリー(セシル・ドゥ・フランス)が、東南アジアで津波に襲われるシーンで度肝を抜かれ圧倒されます。

久しぶりに観た日本人監督の戦争映画は、太平洋戦争末期のサイパン島で起きた事実を淡々と物語る作品で、史実に基づく原作の映画化は戦闘シーンはあるものの捕虜収容所に簡単に侵入出来てしまうなどリアリティに欠けてても仕方がないと感じさせられる作品だった。
原作者「ドン・ジョーンズ」は敵として戦った元アメリカ兵で、私は彼の書いた『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』は未読だが、恐らく米国側から見た日本人の精神や直情さを描いたものではないかと思われるが、本作の「平山秀幸」監督は主人公の大場栄大尉を決して英雄として描いてはいないし、一人の人間として成すべきことを成した人として描いている。

主演も兼ねながら2作目の監督作品として、力の入れ具合が判る「ベン・アフレック」の犯罪ドラマで、思ったより出来が良くて面白かった。
物語は、全米ボストンのチャールズタウンという屈指の強盗多発地区で生まれ育ったダグ(ベン・アフレック)は、幼なじみと一緒に銀行強盗を繰り返していた。
いつも用意周到な準備で鮮やかに仕事をやり遂げてきた彼らだったが、今回の強盗の際にやむを得ず一時的に銀行の支店長であるクレア(レベッカ・ホール)を人質を取って逃走を図ってしまう。

前作「ウォール街(1987)」の監督だった「オリヴァー・ストーン」が再び「マイケル・ダグラス」とコンビを組んで続編を作ってくれました。
私は前もってレンタル店でDVDを借りて20年以上前の物語を思い出してから劇場へ脚を運びました。
すると初っ端から「マイケル・ダグラス」扮する(ゴードン・ゲッコー)が刑務所から出所するシーから始まり、もうワクワクもんです。

「ダ・ヴィンチ・コード(2006)」「天使と悪魔(2009)」などサスペンス・ミステリーがお得意の「ロン・ハワード」監督が恋愛コメディドラマに挑んだ異色作。
・・・の筈だったが、コメディとしては中途半端だし、原題の「THE DILEMMA」であるように内容は、大学時代からの親友の妻の浮気現場を目撃してしまい、その事実を知らせるか否か悩むと同時に、自らも結婚への踏ん切りがつかなくなってしまい、巻き起こす騒動を描いた作品で、そこ等中にジレンマが落ちてる作品だったので、原題の「ジレンマ」の方が、はるかにこの作品には合っていた。

2010年の主だった賞を総なめした注目作品だったので期待してましたが、監督が「デヴィッド・フィンチャー」で、前作の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」での期待倒れもあり不安を感じつつ鑑賞してきました。
先ず、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)をある程度理解しており、「Facebook(フェイスブック)」についての知識があり、「Facebook(フェイスブック)」訴訟と「Napster(ナップスター)」の争いを知っていれば、専門用語が判らなくても楽しめるかもしれません。

弟を亡くした自責の念から、罪悪感と新たな愛との狭間で心揺れ動く青年「ザック・エフロン」が次第に自分が進むべき人生を見出していく姿を描いた感動ドラマです。
内容はヨットの大会で優勝し、スポーツ奨学金で大学進学も決まっていたチャーリー(ザック・エフロン)は、卒業式の夜に同乗していた弟サム(チャーリー・ターハン)を交通事故で亡くしてしまう。
一旦死亡したと思われたサムだったが、奇跡的に助かった彼に救命士のフロリオ(レイ・リオッタ)は、この蘇生は必ず意味があると確信する。

予告編を観たときから楽しみにしていましたが、決して期待を裏切らない作品です。
この映画が訴えているテーマは「チャンスは自ら掴むもの」「夢は自ら実現させるもの」なのですが、それを見事に映像で表現しています。
スターを夢見てアイオワの田舎町からロサンジェルスにやって来た少女アリ「クリスティーナ・アギレラ」は、経営難に陥っていた事も知らないままショー・クラブ「バーレスク」でウェイトレスとして働くことになる。
伝説のスターにして現オーナーのテス「シェール」は彼女の才能も知らないまま、経営危機を脱する為に奔走するが、それも限界に近づいてくる。


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