Archive for the ‘サスペンス’ Category

「アバター(2009)」のジェームズ・キャメロンが製作総指揮した3Dアドベンチャーで特番やテレビCMを観る限り2匹目のドジョウを狙った大作かと思いきや期待はずれの作品だった。
キャメロンの名を使い肝煎りの3D技術が観賞出来るとなれば劇場へ行くしかないと思わせたのはCMの巧さかな?
未開の巨大鍾乳洞で危険なケイブ・ダイブに挑み予期せぬトラブルに見舞われ退路を断たれてしまった探検隊一行が、水中迷路と化した洞窟内で繰り広げる過酷なサバイバルの脱出劇で、途中から興味は最後は何人が生き残るのだろうというぐらいで、期待し過ぎていた3D映像での驚きは特になかった。

低予算ながらハリウッドで話題なったと聞き及び鑑賞した映画ですが、SFを期待していたものの残念ながらロマンス色の強い作品に仕上がっていました。
内容は、地球外生命体のサンプルを乗せたNASAの探査機が地球帰還目前に大破し、メキシコの半分がモンスターの繁殖する危険地帯になり、ひょんな事から隔離された地域から帰国するハメになったアメリカ人男女の運命をVFX映像を盛り込みつつドキュメンタリー・タッチの演出で描いているのだが、とにかく予算が無いのでモンスターが中々出てこない。。。

「メル・ギブソン」といえば「マッドマックス(1979)」を観て以来すっかりはまってしまい「マッドマックス2(1981)」なんぞは一体何回観たことか・・・
その後は主演作以外にも数々の監督・脚本・製作などを手がけていましたが、2006年に飲酒運転で逮捕されたり、2010年に元妻へのDV(ドメスティックバイオレンス)で刑務所行きを避ける司法取引をするなど、最近ではスクリーン以外で話題を振りまいており、日本未公開作品を除くと彼の主演作品は「サイン(2002)」以来となります。

「奥浩哉」の人気マンガを「佐藤信介」監督が映画化したSFサスぺンス・アクションで前編からの続きとなります。
http://www.eiga46.com/?mode=search&pattern=detail&catid=&kindid=&itemid=jka0502w&kword=ガンツ
前編でも紹介していますが、前作は原作の13~14巻位までで本作は原作と違った結末で終わっているそうです。(私は原作の15巻以降は未読でした)
謎の多い物語ですが、結末はどうなるのか?と期待して劇場へ脚を運びました。

新鋭「フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク」監督は、本作が「善き人のためのソナタ(2006)」に続く2作目の監督・脚本作品になり、2大豪華俳優を起用しての大作だが、何を期待して鑑賞するかによって評価も大きく変わるだろう作品になっています。
監督は1作目の評価が良かったが、まだまだ若くこれだけのスターの持ち味をどう生かして作品を面白く魅せるかは未だ未知数ということを念頭に入れて鑑賞しました。
ただ前作のファンが、今作のファンとは絶対同じにはならないほど作品のジャンルが違うので逆に楽しみでもあります。

私は不確かだが、原作の13~14巻以降は読んでいないので(現在30巻まで発売中)殆ど本作の最後と同じくらいだったと思います。
何故読まなくなったのかというと、単に面白くなくなってきたからですが、友人の話によるとここからが面白くなるそうで、そんな風に聞いてしまうと映画も原作も観たくなってしまうのが私の悪い癖なのです。
という事で、過激なバイオレンス描写が特徴の人気漫画家「奥浩哉」の同名マンガを、スクリーンにどのように反映さすのか興味を持って鑑賞してきました。
2部作として製作されており本作はその前編となりますが、ここまでは思ったよりも原作に忠実に映画化されていました。

完全にテレビドラマを観てた人だけの為の映画で、一度も観ていない私には単に時間の無駄でした。
少しは観てない人の為に簡単な説明くらいはあるかなと思っていたのですが、全くありません。
大規模なスケールで製作され、下火になってきたとはいえ韓流ブームの流れもあるのか、ゴールデンタイムに地上波で放映された「イ・ビョンホン」主演の韓国ドラマ「IRIS-アイリス-」の劇場版で、追加撮影で収録された内容とドラマ版では明かされなかった全ての謎が解明されるというキャッチコピーだったら、TV観てた人間なら皆映画館行くよね。

先に観た「GAMER(2009)」より数段面白い「ジェラルド・バトラー」主演の作品で、今回の彼は製作にも携わっており力の入れ具合が伺える熱演で、緊張感のある演技は見ものです。
恐らく「300 <スリーハンドレッド> (2007)」以来の出来だと私は感じています。
監督は「交渉人(1998)」の「F・ゲイリー・グレイ」で先の読めない展開はスクリーンから目が離せません。
もう一人の主演検事役には「マイアミ・バイス (2006)」「キングダム/見えざる敵 (2007)」の「ジェイミー・フォックス」が真っ向から対峙した演技で作品を盛り上げています。

「ゾンビ(1978)」でその名を一躍有名にし、今ではゾンビ映画の巨匠とまで言われるようになった「ジョージ・A・ロメロ」監督の初期作品である「ザ・クレイジーズ(1973)」のリメイク作品で、監督は「サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005)」の「ブレック・アイズナー」に変わっているが、製作総指揮とオリジナル脚本にはしっかりとロメロ監督の名が連なっている。
私はオリジナル作品を未見の為に本作と比べることは出来なかったが、かなり好きなジャンルなので、日を改めて2回劇場で鑑賞してしまいました。

本作監督の実兄「リドリー・スコット」監督が「ラッセル・クロウ」とよくコンビを組んでいるように「トニー・スコット」監督はどうやら「デンゼル・ワシントン」がお気に入りのようだ。
このコンビの作品は「クリムゾン・タイド(1995)」「マイ・ボディガード(2004)」「デジャヴ(2006)」「サブウェイ123 激突(2009)」に続き5作目となり、このコンビによる作品は殆ど外れがなく楽しめる。
特に本作はカメラワークでフラッシュ編集を多用しており、この監督らしさがよく出ている。

緊迫感を持続させて手に汗握り、上映時間の99分が短く感じてしまう超一級の映画に仕上がっている。


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