映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
先ず最初に感じたことは、わざと色調を薄いセピア色した映像は上手く近未来観を出しており、昔観た「マッドマックス2(1981)」と最初は被っていたが、流石30年の開きはリアルな映像で文明が壊滅した後の地球や荒涼とした世界感を出して廃墟などのCGが時代の違いを感じさせる映像になっていた。
主演の「デンゼル・ワシントン」は本来善人顔なので悪役を演じたのは「トレーニング デイ (2001)」ぐらいしか思い出さないが(「アメリカン・ギャングスター (2007)」も悪役ではなかったし)本作の武骨な顔立ちで旅する彼を見ていると何でもこなせる役者なんだと改めて感心させられてしまう。
「ボーン・スプレマシー(2004)」「ボーン・アルティメイタム(2007)」の「ポール・グリーングラス」監督と「マット・デイモン」が再度タッグを組んでイラクの戦場を舞台にした社会派サスペンス・アクションです。
バグダッド没落後のイラクで、捜索任務についていた陸軍上級准尉MET隊隊長ミラー(マット・デイモン)は、いくら探しても大量破壊兵器が見つからず焦っており、やっと捕らえた人質も国防総省情報局のクラーク(グレッグ・キニア)に奪われ益々不信感を募らせていた。
「96時間 (2008)」の「ピエール・モレル」監督が前作同様にノリの良いテンポで観る側を全く飽きさせない構成で終始画面に釘付けの作品でした。
内容はフランスのアメリカ大使館に勤務するリース「ジョナサン・リス・マイヤーズ」はエリート大使館員にしてCIAの見習い捜査官で華やかな活躍に憧れながらも仕事は地味な活動ばかりだったが、ある日麻薬捜査のためにCIA本部から凄腕エージェントであるワックス「ジョン・トラヴォルタ」のパートナーを任されることになり、遂に与えられた重要任務に張り切っていたが、ワックスは任務のためなら1日で26人をも殺してしまう過激な男だった。
「スティーヴン・スピルバーグ」が映画監督としてのデビュー作である「激突! (1971)」の原作者「リチャード・マシスン」の最新映画で、最近では「地球最後の男 オメガマン (1971)」のリメイク「アイ・アム・レジェンド(2007)」がありましたが、原作映画化としては「エコーズ(1999)」が2005年に公開されて以来で「キャメロン・ディアス」主演ということもあり期待して観に行ったのですが、何というか・・・
出だしは「世にも奇妙な物語」か「トワイライト・ゾーン」のような感じで始まっていると思っていたら、この作品は「新トワイライトゾーン」シリーズの1作品「欲望のボタン」としてTV放映されていたそうです。
モンスター映画の古典「狼男(1941)」のリメイクとなる本作は、主演に「チェ 28歳の革命 (2008)」「チェ 39歳 別れの手紙 (2008)」の「チェ・ゲバラ」が当たり役となった演技派の「ベニチオ・デル・トロ」とアカデミー男優である「アンソニー・ホプキンス」の2大俳優が共演したホラー・サスペンスです。
この2人の俳優の演技は抜群なのだが、原作のストーリーを重視し過ぎたのかどうかは判らないが内容は期待したほどではなかった。
「ディパーテッド(2006)」でコンビを組んだ「マーティン・スコセッシ」監督と「レオナルド・ディカプリオ」が3年振りに再びタッグを組んだ本格ミステリー大作という前評判で早々と劇場へ脚を運んできました。
共演は「帰らない日々(2007)」「ブラインドネス(2008)」の「マーク・ラファロ」や「ガンジー(1982)」の「ベン・キングズレー」に名優「マックス・フォン・シドー」が脇を固めて期待感は高まっていましたが、結論から云うと若干期待倒れの感もある内容の作品でした。
大方の予想を裏切り大本命の「アバター(2009)」を抑えて本年度アカデミー賞の作品賞他6部門に選ばれた本作を偶然アカデミー賞発表の前日に観て来ました。
でも、この作品って2008年製作の映画だったんですね。(意外!)
発表は本年度のアカデミー賞にノミネートされたくらいですから、米国では2009年の公開だったんでしょうが、この作品の舞台であるイラクでの現実がシンクロして、家族がイラクに行ってる米国の人たちにとっては非常にリアル感があったと思います。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの「ピーター・ジャクソン」監督が映画化した若干風変わりなファンタジードラマです。
「キング・コング (2005)」以来の監督作品で、主演も「マーク・ウォールバーグ」「レイチェル・ワイズ」に「スーザン・サランドン」まで登場するとあっては自然に期待度も高く鑑賞してきましたが結果は残念な作品でした。
原作「スティーグ・ラーソン」の「ミレニアム」3部作を映画化した北欧スウェーデン発のミステリー巨編で、社会派ジャーナリスト「ミカエル」と社会を拒絶して生きる天才ハッカー「リスベット」が手を組んで、孤島に暮らす大企業の経営者一族を巡る血塗られた謎に迫っていく様を、巧みなストーリーでスリリングに描き出している。
前半に経営者一族の人間関係がざっくり次から次へと出てくる為に頭の中を整理するのに若干追われてしまうが、写真に写っていたほど多くの人間は登場しないので慌てて整理しなくても大丈夫だった。
「ターミネーター3(2003)」の「ジョナサン・モストウ」監督作品で「ダイ・ハード4.0 (2007)」から久々の「ブルース・ウィリス」が主演、「マイ・ボディガード (2004)」「サイレントヒル (2006)」の「ラダ・ミッチェル」が共演のSFサスペンスです。
内容は身代わりロボットの「サロゲート」が普及し日常生活を任せるようになった近未来社会でFBI捜査官の「ブルース・ウィリス」が、巨大な陰謀を暴くいく物語です。
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