映画パンフレット専門店の店長が見てきた映画をレビューします
中東の危険地帯で使命を実行する凄腕工作員に「タイタニック」の「レオナルド・ディカプリオ」米国の安全な場所から冷酷に命令を下すベテランCIA局員に「シンデレラマン」の「ラッセル・クロウ」という俳優陣に「エイリアン」「ブラックホーク・ダウン」の「リドリー・スコット」監督がメガホンをとった緊迫のサスペンス・アクション映画です。
もう一人注目すべき俳優はGID局長を演じた「マーク・ストロング」で紳士的でありながら非情な面もあり、最終的には彼のやり方が1番効率的だったという美味しい役柄でした。
内容は硬派バリバリのスパイもんかと思っていたら女性が絡んできて「ロマンスの部分は必要ないじゃあないの?」と感じていたら、最後には結構キーポイントになってたりなんかして納得させられてしまいます。
終始緊迫感が漂うストーリーですが、特にラスト近くの尋問における異様な緊迫感は凄かった!!
観ている此方の手までメッチャ痛く感じてしまうほどです。(汗;)
絶対観ておいて損はない映画で全く退屈せずに2時間強楽しめました!
1951年「ロバート・ワイズ」監督の「地球の静止する日」を「キアヌ・リーヴス」と「ジェニファー・コネリー」主演のリメイク作品でTVCMなどで頻繁に流れていたので期待して観に行きましたが結果はがっかりでした。。。
来年大統領に就任する某氏の〈we are change!〉という台詞が数回出てくるので妙に意図的な引っ掛かりを感じつつも淡々と観賞していましたが、見所は既にCMで何回も観ているトラックとスタジアムが崩れてゆく場面ぐらいで、後は特になし!
面白かったのは、あの「ミザリー」でオッカナイおばさんを演じてた「キャシー・ベイツ」が国防長官役だったのと「プリズン・ブレイク」シリーズで悪役の「ティーバッグ」を演じてる「ロバート・ネッパー」が陸軍の指揮をとる美味しい役だったので思わずニヤリとさせられましたが、ワザワザ劇場へ脚を運んで観るほどでは・・・
久しぶりに大金使ってる割に面白くなかった駄作に出会いました。。。
観る前からB級映画の匂いをプンプンさせてる1975年の「デス・レース2000年」のリメイク映画でしたが結構楽しめます。
現在の男優で熱くタフでクールな男を演じさせたら間違いなくトップ3には入るだろう「ジェイソン・ステイサム」が「バイオハザード」シリーズの「ポール・W・S・アンダーソン」監督と組んで製作された作品です。
徹底的に漫画チックに仕上げているので、ここまで徹すると中途半端さがなく好感が持てました。
「剣」やら「盾」やらのスイッチを踏むとレースカーに仕掛けられているアイテムが使用出来るようになるなんてぇ~のは、正にゲーム感覚でこの監督らしさがよく出ているなぁと感心させられます。
1975年版の主演だった「デヴィッド・キャラダイン」が声の出演してるのも嬉しいファンサービスですし、何といってもこの作品に若かりし頃の「シルヴェスター・スタローン」が1,000ドルのギャラで出演していたのは驚きです。
この翌年に彼は「ロッキー」の記録的大ヒットで一躍メジャー街道を歩み始めたのでオリジナルを観てみるのも楽しいかもしれません。
DVDタイトルは「デスレース2000」に若干変更されています。
何の前情報も無しに劇場に脚を運び普通のパニック映画と思い込んで観たのですが、先ず韓国映画だったとは思いもよりませんでした。
とにかく色んな要素を思いっきり詰込んだ映画で時代劇とファンタジーとパニックと特撮とを混ぜたような映画です。
物語は特に新鮮味もなくありふれたストーリーというか設定に無理があり過ぎでした。
500年に1度だけ甦る「良い龍」と「悪い龍」だなんて・・・
いまどきネタがありふれてる気がしますが・・・
昔、毎週テレビで観ていた怪獣映画を彷彿させるような内容です。
しかし製作内容の殆どが「トランスフォーマー」を製作したハリウッドの一流スタッフというだけあって蛇のようなモンスターが街を破壊するシーンは迫力満点で、とても韓国映画とは思えないほどの出来の良さです。
SFアクションが好きな人だったら劇場で観ても損はないですが、内容重視の方にはオススメ出来ません。
「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」の「フェルナンド・メイレレス」監督が「ジュリアン・ムーア」主演で「マーク・ラファロ」と「伊勢谷友介」「木村佳乃」といった日本の俳優陣まで参加したパニック・サスペンスです。
『全世界、失明。』というキャッチコピーに興味をそそられ観賞しましたが、予想していた内容とは若干違いました。
決して面白くなかったという訳ではなく殆どの人間が感染により盲目になってしまうのに対し、一部の人間のみが何故か失明せずに展開される物語だとばかり思っていたのです。
しかし実際はそうではなく、最初に見えなくなってしまった人間達が集められた収容所で小さく感じられた中盤までの舞台が、後半からは大きく変わっていた外の様子と共に、見えなくなってしまった人間の観念をも現しています。
この作品は原作には忠実に描かれてるらしく続編もあるそうであるが、どう解釈するかは意見の別れるところだろう。
私は観終わった後に若干のストレスが残ったので、続編が製作されるかどうかは疑問だが是非続編で私のストレスを解消して欲しい!
それにしても後半食料を持って盲目の人間から襲われるシーンを「まるでゾンビ映画やん!」と感じてしまったのは私だけだったのでしょうか?
いやぁ~~メッチャ面白かったです!!
勿論シリーズ「1~4」を観ておかないと意味が判らない映画ですが、時間軸が過去の作品に何度も戻る為にしっかり把握しておかないと作品を楽しむことは出来ません。
続編を作る為に若干強引に辻褄を合わせてる感は否めませんが、私はそれほど深くは考えなかったのですんなりとストーリーに入って行けました。
残念だったのは事前の情報でこのシリーズは「5」で完結するものだと聞いていたのに明らかに続編がある終わり方だったので、又来年「6」を観ることになるでしょう。
今回私はおさらいで「3」と「4」を観てから「5」を観たので非常によく判り面白かったのです。
何度も云いますが、これから観賞される方や前作までのをストーリーをはっきり覚えてない方は予習してからでないと面白さが半減してしまいますよ。
人気TVシリーズが終了した6年後に映画化されるというのも稀な出来事ですが、私はこのシリーズのファンだったので楽しみにして観てきました。
劇場版としては第2弾となり8シーズンの途中でほぼ降板した「モルダー」こと「デヴィッド・ドゥカヴニー」が「スカリー」役の「ジリアン・アンダーソン」とコンビを復活して、監督はシリーズ生みの親である「クリス・カーター」が務めて作品を盛上げていました。
内容はシーズン終了後でFBIに追われる立場になってしまっているモルダーとFBIを離れて医学の学位を生かして医師をしているスカリーですが、この2人がFBIの要請で今の立場から簡単にコンビ復活しているのには若干違和感を感じつつも再び2人を観れることに感激しスクリーンに釘付け状態!
ラストには「スキナー」も登場してファンには嬉しいサービスでしたが、ストーリーは「X-ファイル」というより普通の刑事ドラマに近い内容で、主役の2人がシリーズ終了後にいつの間にかメチャ親密な関係になっていた事の方に唖然とさせられます。
すっかり歳を感じさせてくれる「ジリアン・アンダーソン」ですが、ラストの水着姿は遠目でも今年40歳の身体つきとは思えないほどのスタイルでグッドです。
暗殺組織に素質を見出された青年が徐々に覚醒して暗殺者へと成長していく過程を最新技術を駆使した映像での作品です。
主演は凄腕の暗殺者に「アンジェリーナ・ジョリー」、覚醒していく若者に「ラストキング・オブ・スコットランド」で青年医師を熱演した「ジェームズ・マカヴォイ」、暗殺組織の親玉に「モーガン・フリーマン」が好演しています。
それに「エレクトラ」以来久々の出演だった「テレンス・スタンプ」は渋かったです。
監督は「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」でソ連映画の映像美のレベルの高さを示してくれた「ティムール・ベクマンベトフ」が本作でも流石と思わす画面で観る者を飽きさせません。
内容は「なんで?」の部分も多少ありましたが、あまり気にせず観賞出来ます。
とにかく人間の命を薄っぺらな紙の様に軽く殺しまくっていく映画ですので、その点が苦手な人にはオススメ出来ませんが、私はアニメを観ているような感覚で十分楽しめました。
クールでスタイリッシュなアクションシーンはカッコ良過ぎて必見です!!
「ジョン・ウー」監督が三国志で有名な赤壁の戦いを中国オールスターキャストで予定していた作品で当初「チョウ・ユンファ」「ジェット・リー」「トニー・レオン」「コン・リー」「チャン・ツィイー」などの有名俳優陣が予定されていたそうですが、撮影わずか3日目にして主演の「チョウ・ユンファ」が降板する緊急事態となり、結局「周瑜」を「トニー・レオン」が「諸葛孔明」を「金城武」がすることに決まり楽しみにしていた「ジェット・リー」「コン・リー」「チャン・ツィイー」は出演せずに残念でした。
あと日本人としては「中村獅童」がおいしい役で奮闘してました。(言葉は吹替えのような気もしますが・・・)
三国志は未読という人でもストーリーは冒頭に日本語で状況説明がありますし、字幕でも役柄表示がクドイほどありますので心配いりません。
今回は赤壁の戦いの前哨戦までで後編は来年2009年4月に公開されますので両方を観ないと完全な消化不良になります。
制作費は100億円超えていると聞いていますが、両軍の戦いに若干リアリティを感じなかったのは何故でしょうか?
期待し過ぎたからかもしれません。
ただ多数のエキストラを動員した歴史スペクタル巨編はやっぱり劇場のスクリーンで観ないともったいない気がします。
久しぶりにロシア映画を観てきました。
若い時に確かTVの日曜洋画劇場だったと思いますが、観た後に非常に感動したことを今でもハッキリと覚えています。
1957年に「シドニー・ルメット」監督と名優「ヘンリー・フォンダ」が主演した「十二人の怒れる男」のリメイクで現代のロシア事情(実はよく知りませんが…)をプラスして最後のどんでん返しも上手く仕上がってる作品でした。
但し、映画としてのテンポは非常に遅く登場人物はやたらと自分のこと話す場面は必要ないと感じます。
話の展開がものすごくゆっくりなので(オリジナル95分に対し本作は160分)途中ダレ気味になりこのリメイクはオリジナルを超えられないと感じながら観ていましたが最後のオチで何とか救われます。
「ニキータ・ミハルコフ」監督が陪審員の1人だった事は観終わるまで知らずに観賞していたのでDVDが発売されたらもう一度観たい気がします。
オリジナルを観ていない人は是非見比べてみて下さい。
本作は「ヘンリー・フォンダ」のような際立った俳優はいませんのでオリジナルの素晴らしさを再認識出来るはずです。
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