テッド(2012)

In: コメディ

6 2月 2013

「マーク・ウォールバーグ」主演のコメディで、、まぁ~久々に映画館で大笑いさせて頂きました。(「おとなのけんか(2011)」以来です)
しかし、ほぼ満席にも係わらず客席の反応がそれほど良くないのは。。。
若い人が多かったせいだと思うが、「フラッシュ・ゴードン(1980)」なんて聞いてもピンと来ないだろうし「サム・ジョーンズ」が本人役で出演してても知らないだろうから当然といえば当然なんだけど・・・
この作品はある程度80年代の作品やアメリカの文化に精通していないと100%笑うことは出来ません。(私も多分80%くらいしか理解出来ていないと思います)
下ネタ&大ネタ・小ネタ満載で映画通でしか笑えない所も多いのですが、字幕で「くまモン」や「星一徹」を登場させているとこに翻訳の苦労を感じさせます。
全体としてはハリウッド映画お決まりの起承転結をになっているので楽しめますがとっても下品です!(笑)
これぞ大人向けの痛快コメディ&大人の娯楽作品。

人気シリーズの完結編でやっと終わったという感じですが、最後は盛上がり楽しめました。
シリーズの熱心なファンで前4作品を観ておかないと駄目ですが・・・
最後はドタバタしてて、突然現れる様々な能力のヴァンパイア達には驚かされ、結末はこれでいいんかい?って疑問も生じますが、そんなことには気にせずに2009年の1作目から付き合ってきたシリーズもやっと終焉を迎え、もう続きを観なくてもいいことに安堵してます。
だいたいこの作品って恋愛映画orホラーなのかが微妙なジャンルで、基本的に恋愛ものを観ない私には辛い時期もありました。
しかし、一旦観始めたら最後まで観ないと気がすまない性格が災いして全てを観ることになってしまいましたが、観終わってみると案外もう一度通して観ても良いかな?って気になっています。
シリーズに思い入れがある人に限定される作品ですが、ヴァンパイアとライカン(狼男)が好きな方なら必見です。
ちなみに現在の私は海外テレビドラマ「トゥルーブラッド」
http://wwws.warnerbros.co.jp/trueblood/mainsite/
を観てハマっています。
ついでに海外テレビドラマということで紹介するなら「ゲーム・オブ・スローンズ」
http://www.star-ch.jp/gameofthrones/
が、1/27からスターチャンネルで放映されます。
私は1~2話を観ましたが、かなりハマりそうな内容でしたので興味のある方はぜひご覧を!

「ダニエル・クレイグ」版としては3作目で通算で23作目となる007シリーズの誕生50周年記念作。
シリーズ外では
「007/カジノ・ロワイヤル(1967)」
「ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)」
「007/ジェームズ・ボンド・ストーリー(1999)」
の3作品があるが、これは番外編としてシリーズには含まれていない。
本作の007については賛否両論のようだが、私的には結構楽しめたのは過去のボンドより「ダニエル・クレイグ」のボンドの方が好きだからだろう。
残念だったのは、今回の内容が「ノーカントリー(2007)」の殺し屋だった「ハビエル・バルデム」のM「ジュディ・デンチ」に対する恨みで、そこまでするか?という世界規模的な犯罪ではなかったから。
シリーズ全てを観ている人なら判るだろうが、お約束の小道具が復活し、M以外にQ「ベン・ウィショー」の登場やボンドガールとのカラミもあり、ボンドカーも復活します。
最後はマニー・ペニー「ナオミ・ハリス」まで登場し、あんただったの。。。というオチまで!
「レイフ・ファインズ」を加えた新生メンバーで次回作にも期待したい。

「クリント・イーストウッド」は「グラン・トリノ(2008)」を最後に映画出演を終えると云っていたのに、本作監督の「ロバート・ロレンツ」との友情から4年ぶりに主演を務めた父親と娘のドラマです。
とても82歳とは思えないイーストウッドの演技には感動させられますが、娘との歳が離れ過ぎている為に若干の違和感があります。
娘役の「エイミー・アダムス」の実年齢は38歳ですが、劇中では31歳だったような・・・
まぁともかく、憎まれ口を叩くシャイで頑固な親父はイーストウッドのはまり役で文句のつけようはありませんが、残念ながらシナリオの方はストレートな作品で観客に考えさせるというようなヒネリはなく単調です。
しかし決して面白くない訳ではなく父と娘の物語としてはこれで良いのかも。。。
イーストウッド大御所の俳優としての最後の作品になるかもしれないので劇場で観ないわけにはいきませんよね!

自分がインドネシア映画を楽しみにいそいそと劇場へ鑑賞しに行くとは思わなかったが、予告編を観る限り最近では一番楽しみにしていた作品でもありました。
結果は・・・面白い!(かなりの個人差はあると思いますが)
内容は単純だしオチも「何それ?」っていうくらいありふれてますが、正に金をかけないアクション映画は「燃えよドラゴン(1973)」以来の感動です。
東南アジアの伝統武術“プンチャック・シラット”なる格闘技の凄さは圧巻で、アクション映画史に驚愕の1ページを刻む作品になること間違いなしです。
SWATチームがギャングの巣窟であるビルに強制捜査(レイド)をするという内容で、驚くべきことに、ほぼそれだけの映画なのです。
若干のシナリオはあるものの殺し合い一辺倒で、全く退屈することなくハイテンションを保ちつつ観終わってしまった。
http://www.theraid.jp/index.html
この公式サイトの「動画欄」をしっかりと観とけばメイキングも長時間あるので楽しめ、映画館まで行く必要がないかもしれませんが、ハリウッドでのリメイクも決定しているので劇場鑑賞をおススメします。

アルゴ(2012)

In: サスペンス

14 11月 2012

1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件で、実際にCIAが行った架空映画製作の救出作戦で行った実録の物語を監督作品3作目の「ベン・アフレック」が今回は主演も兼ねて制作されている。
彼の監督作品は前2作とも鑑賞しているが、改めて役者よりも監督の方が似合ってると感じている。
最後は助かると判ってるのにハラハラさせて見せる手腕に次回作も期待大です。

40歳で亡くなった「エドガー・アラン・ポー」の死には多くの謎が残されているらしいが、本作はそんなポーの最期の日々に焦点を当て、彼自身の小説を模倣する猟奇殺人鬼との頭脳戦を大胆な発想で描いた作品でした。しかし、古典的な雰囲気はあるもののシナリオに驚きはなく無理やり犯人を仕立て上げたように感じる為さほど面白いとは感じなかった。
後味の悪さを感じさせる作品だし、どうもシャーロック・ホームズの「ロバート・ダウニー・Jr」とポー役の「ジョン・キューザック」がカブってしまい楽しめない。

大ヒットした「マット・デイモン」“ボーン”シリーズ3部作のスピンオフ作品。
監督はシリーズ全ての脚本を手がけた「トニー・ギルロイ」で新たな主役として「ジェレミー・レナー」が抜擢されている。
ジェイソン・ボーンとの死闘と同時進行している設定なのでシリーズ未見の方には物語りに入っていけず、念の為におさらいをしてから鑑賞すれば多少は楽しめると思うがシナリオは平凡・・・
アクションシーンは迫力があったが、何ともスッキリしない内容なのでレンタル待ちでOKかな?
役者が良いだけに残念な仕上がりになっている。

「北野武」監督が「アウトレイジ(2010)」の続編として再び豪華キャストを起用したバイオレンス作品。
前作から5年後を舞台にしており生き残った「ビートたけし」「三浦友和」「加瀬亮」「小日向文世」「中野英雄」と新たに「西田敏行」「中尾彬」「松重豊」「高橋克典」「桐谷健太」等が新たに参加しているが、残念ながら前作に比べ極悪度は明らかにパワーダウンしている。
前作は過剰な暴力描写や一般人に見える俳優を上手くヤクザとして起用し残酷なことをする意外性のアイデアが面白かったが、今作は意外性もなく驚きもなかった。
今回は復讐劇になっており、前作のような全員悪人に徹底して理不尽さを前面に出したような作品を期待していただけに残念だったが、続編をまとめようとすればこうなってしまうのかもしれない。

予めどんな内容の映画なのか調べたら、B級SF映画によくある設定で日本の「バトル・ロワイアル(2000)」に似ていると思ったが評価が良かったので早々に劇場へ!!
設定も「バトルランナー(1987)」っぽいし殆ど期待せずに鑑賞してきましたが、舞台背景が意外と細かく設定してあり、単なるサバイバル映画かと思いきや恋愛部分も入っており全米で熱狂的に支持された「スーザン・コリンズ」のベストセラーの映画化というのも頷けるが本作は3部作らしい。
続編となる『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』は、本作の「ゲイリー・ロス」監督から「フランシス・ローレンス」監督に代わり、2013年11月22日に公開される。
最終作「ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女」は前後編に別れ、前編が2014年11月21日、後編が2015年11月20日の公開予定なので、どうやら「トワイライト・サーガ」っぽくなりそうな匂いがプンプンしながら1作目は終わります。
主演は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)」でミスティーク役(青色で何にでも変身出来るヤツ)だった「ジェニファー・ローレンス」と「ダレン・シャン(2009)」でスティーブ役だった「ジョシュ・ハッチャーソン」とういう助演級の2人が主演を努めています。
また「幸福の条件(1993)」の「ウディ・ハレルソン」が中々渋い役どころで好演していました。
一応PG12ですが、それほど残虐なシーンもなく、ティーンエイジャーにはウケる映画だと思います。

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