結構期待していた作品で、オープニングの映像とサウンドが良く気分も盛上がり始めるが、結果は期待し過ぎた分が余計だったという位で十分に及第点はあげられる作品です。
列車爆破事件の犯人を見つける為に、特殊な装置で爆発8分前の乗客の意識の中に入り込むという卓抜なアイデアは斬新で、主演の「ジェイク・ギレンホール」も好演だった。
偶々ではあるが、前日と前々日に「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 (2010)」と「マイ・ブラザー (2009)」を観ていたのだが、彼は色んなジャンルの作品でそれぞれの役に嵌れる良い役者だと改めて実感した。
未だ31歳という若さなので、今後の作品は更に期待出来るだろう。
共演の「ミシェル・モナハン」の作品を観るのは「ゴーン・ベイビー・ゴーン<未公開>(2007)」以来で特に際立つ演技だったとは思わないが、ストーリー上仕方なかったかもしれない。
時間軸の使い方が感心するほど旨く使われている訳ではないので少し戸惑う程度で、ストーリーの軸となる部分は中盤で判ってしまいます。
量子物理学のいう訳のわからん言葉で細かい設定は全て吹っ飛ばされているので、突っ込み所も突っ込めないが、面白ければ良いので細かい事は考えずにおきました。
監督の「ダンカン・ジョーンズ」は本作が2作目となり、前作の「月に囚われた男(2009)」も評価が良かったので機会があったら是非観てみたいと思います。
キャッチコピーの「警告:このラスト、映画通ほどダマされる」という程に騙された感はないが、ラストは一瞬「?」状態に陥り、よく考えてみると「なるほどね!」っという驚きのないエンディングになっている。
このキャッチコピーに一番騙された気がするが、おススメは出来る作品です。

大ヒット・シリーズも5作目となり日本車もガンガン出てくるので車好きには見逃せない作品です。
3作目はオリジナルキャストが殆ど出演していない為に実際は4作目と考えてもいいのだが、3作目で重要な役柄だった「サン・カン」が再び登場しているので、鑑賞する前にこのシリーズを未見の人はおさらいをしておいた方がいいだろう。
さて、本作は前作で復帰した「ヴィン・ディーゼル」と「ポール・ウォーカー」に加え筋肉マッチョの「ザ・ロック」こと「ドウェイン・ジョンソン」が剛腕のFBI捜査官役で出演しており作品を盛り上げている。
お約束の手に汗握る壮絶なレース・シーンに加え、カーアクションも満載で、しかもチームで一丸となって警察署内から大金を強奪するという「オーシャンズ11(2001)」のような要素も入っておりシリーズ最高傑作になることは間違いない。
エンドロールの後にいきなり2作目の「エヴァ・メンデス」が復活してきて「ドウェイン・ジョンソン」に4作目で殺された「ミシェル・ロドリゲス」が生きていると告げる!
このシリーズも本作で終わりだと思っていたのに、これは明らかに続編の予兆が・・・
それじゃあ次回作は「ワイルド・スピード GIGA MAX」になるのかな?

映画の楽しさを堪能出来た作品でした。
と、いうのも若かりし頃に観た「猿の惑星(1968)」のラストの衝撃は今でも忘れられません。
その後、続編も全て観てますが、3作目あたりから内容に無理を感じながらも5作目で1作目に繋がるようになっていて、無理やり話しをこじつけた感があり何の感動もありませんでした。
本作を鑑賞する上で過去のシリーズを全て観るのは時間の無駄なので観るとしても「猿の惑星(1974)」だけで十分です。
何故、人類が滅びて猿の惑星になったのかという謎が解明されており、本作ではこの最大の疑問を終盤で描いて見事に過去の1作目に繋げています。
見どころは、人間から虐待を受け本来の居場所に目覚めるシーザーの表情の変化で、これは絶賛ものです。
オリジナル1作目が未見の方は、人類滅亡後の作品として本作鑑賞後に観られることをお勧めします。

「すべて彼女のために(2008)」のリメイク作品で、先の展開が読めずに最後まで緊張感を保ったままハラハラドキドキは続き、久々にサスペンスの醍醐味を味わえる作品でした。
本作の出来はかなり良かったので機会があれば是非オリジナルと比べてみたいと思います。
「ポール・ハギス」は「告発のとき(2007)」以来の監督作品となりますが、数々の有名作品を手がけている脚本家なので、映画を楽しませる術を知っている、いわゆる彼らしさがよく表された作品となっています。
主演の「ラッセル・クロウ」は最新作となり、彼の持ち味がよく出ておりストレスなく堪能出来ました。
少しだけでしたが「リーアム・ニーソン」がゲスト出演していたのには驚かされましたが、重要な役割で脱走の際に重要なアドバイスしています。
最後のシーンで刑事が下水溝で探し物をしますが「何でそこにあるボタンを見つけられないんだ!!」と苛立ちますが、観た人には判って頂けると思います!^^)b
映画の楽しさを味わえる作品ですので是非劇場での鑑賞をおススメします!

「ファイナル・デスティネーション(2000)」
「デッドコースター(2003)」
「ファイナル・デッドコースター(2006)」
「ファイナル・デッドサーキット 3D(2009)」
そして本作となるこのシリーズも5作目となり、パターンも決まってるのですが、いつも観てしまいます。
冒頭の壮絶な事故で死んでしまう運命だった人間を、予知夢を見た主人公が仲間達を救うのだが、死の運命からは逃れられずに徐々に死んでしまうというお決まりの内容で、このシリーズは如何にして死んでしまうか?というのが見どころとなってなっていて観客の予想を裏切る見せ方が醍醐味となっている。
シリーズの中で期待外れの作品もあったが、今回の作品は満足度が高く3Dとしても前作よりも数段パワーアップしていた。
シリーズ初の「R18+」になったのは、死に様が強烈だったからかな?
本作のラストはシリーズ1作目につながっており、これでシリーズを締めくくっているのかな?と思わせる内容で、エンディングでも過去4作品の惨死のハイライトを見せてくれています。
鋭利なガラスの破片が肌に突き刺さる痛さを痛感出来るのは3Dならではですし、この疑似体験を堪能したいこのシリーズのファンなら劇場必見の作品です。

先に上映された「スカイライン-征服-(2010)」「モンスターズ/地球外生命体(2010)」と比べてみると「インデペンデンス・デイ(1996)」よりもお金はかかってないし「プライベート・ライアン(1998)」のようなリアルさもありませんが、この2作品をミックスしたような映画で、シナリオは「ブラックホーク・ダウン(2001)」を彷彿させてくれましたし、3作品の中ではダントツで本作の方が楽しめました。
要はアメリカ最強!正義はアメリカ!最後は海兵隊!・・・の映画なのだが、面白ければ別に構いません。
登場人物の設定やエイリアンのバックグラウンドの説明は曖昧だが特に気にはならなかったし上映時間の2時間は見応え十分でした。
まぁ全編の80%は戦闘シーンなので好き嫌いの別れる映画ですが、私は大絶賛ですね。
主演の「アーロン・エッカート」は「ダークナイト(2008)」の時のイメージくらいしか残ってませんでしたが、本作ではバリバリの海兵隊曹長を演じていてメッチャ好演でした。あと「アバター(2009)」「マチェーテ(2010)」以来の「ミシェル・ロドリゲス」ですが、本作の曹長もハマリ役で似合ってます。
少なくとももう一度は観たいのでDVDが発売されたら買いです!

「アバター(2009)」のジェームズ・キャメロンが製作総指揮した3Dアドベンチャーで特番やテレビCMを観る限り2匹目のドジョウを狙った大作かと思いきや期待はずれの作品だった。
キャメロンの名を使い肝煎りの3D技術が観賞出来るとなれば劇場へ行くしかないと思わせたのはCMの巧さかな?
未開の巨大鍾乳洞で危険なケイブ・ダイブに挑み予期せぬトラブルに見舞われ退路を断たれてしまった探検隊一行が、水中迷路と化した洞窟内で繰り広げる過酷なサバイバルの脱出劇で、途中から興味は最後は何人が生き残るのだろうというぐらいで、期待し過ぎていた3D映像での驚きは特になかった。
父に対する子供の反感が尊敬に変わるまでの過程を描いているが、そこに至るまでの伏線が殆どないので、最後までのめり込めないで終わっている。
出演陣は殆ど無名の俳優で固めていたが、このシナリオだったらこれで良かったと思う。誰が主演してても大ヒットにはなっていなかっただろう。
酷評はしているが、洞窟の閉塞感や臨場感を感じたいなら劇場の3Dでしか味わえないので、そういう方は劇場での鑑賞をおススメする。
私の場合は期待が大きかったので辛口になっているが、観ていて退屈することはない作品です。

今年はマーベル作品が目白押しの年で、この後も「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)」が控えていますが、先ずはこの「グリーン・ランタン」です。3D画面での上映もありましたが、最近の3Dはまさに付焼刃の作品が多かったので、今回はあえて2Dで鑑賞しました。
特にここは3Dだったら・・・という場面もなかったように思うので2D鑑賞で正解だったと思います。
本国のアメリカでは大ヒットという情報を元に楽しみにしてましたが、内容は普通のスーパーヒーローもので、退屈はしませんが特に良かったわけでもありません。
まぁアメコミはこんなもんだったら合格点だという程度の作品です。
ワクワク感がないのは「マイティ・ソー(2011)」と同じでキャラクターを全く知らないからで、そういう点ではシリーズ化している「X-MEN」の方が楽しめます。
監督の「マーティン・キャンベル」は「007/ゴールデンアイ(1995)」や「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」のアクションものを得意とする監督で最近では「メル・ギブソン」の復帰作「復讐捜査線 (2010)」も彼の監督作です。
主演の「ライアン・レイノルズ」は「あなたは私の婿になる(2009)」で「サンドラ・ブロック」と息の合った演技がコミカルで印象深かったのですが、前作では「[リミット](2010)」の主役でシリアスな作品にも出演しています。
「ザ・タウン(2010)」ではヤク中の荒んだシングルマザー役だった「ブレイク・ライヴリー」も今回は航空会社の社長令嬢役でヒロインを演じており前作とのギャップには驚かされました。
「ティム・ロビンス」も久々に観た気がしたのでファンには嬉しい出演でした。
アメコミファンなら抑えておきたい作品ですが、あえて劇場へ脚を運ばなくても良いかも。。。

低予算ながらハリウッドで話題なったと聞き及び鑑賞した映画ですが、SFを期待していたものの残念ながらロマンス色の強い作品に仕上がっていました。
内容は、地球外生命体のサンプルを乗せたNASAの探査機が地球帰還目前に大破し、メキシコの半分がモンスターの繁殖する危険地帯になり、ひょんな事から隔離された地域から帰国するハメになったアメリカ人男女の運命をVFX映像を盛り込みつつドキュメンタリー・タッチの演出で描いているのだが、とにかく予算が無いのでモンスターが中々出てこない。。。
上映館もかなり少ないようなので劇場で観る機会は殆どの方が無いと思いますが、DVDで十分です。
本作の「ギャレス・エドワーズ」監督が、レジェンダリー・ピクチャーズが製作するハリウッド版「ゴジラ」の監督に起用されることが決まったので、この作品には期待したい。

(この作品の劇場用パンフレットは販売されておりません)

タイトルを観る限りB級ムービー丸出しなのだが、「リチャード・ドレイファス」が「JAWS/ジョーズ (1975)」以来の海洋パニックに出演しているし、しかも役名が「ジョーズ」と同じ「マット」でしっかりオマージュしてあるのだろうと勝手に想像したり、「エリザベス・シュー」や「クリストファー・ロイド」といった「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の面々も観れてテレビCMもしてるとなれば多少の期待をしてしまっても仕方がないというものです。
他にも「スタンド・バイ・ミー(1986)」の「ジェリー・オコンネル」や「ミッション:インポッシブル(1996)」の「ヴィング・レイムス」といった俳優まで出演しているのですから決してB級映画ではないと思い込んで鑑賞してきました。
楽しみにしていた「リチャード・ドレイファス」が始まって3分で秒殺されてしまったのには驚かされましたが、殆どホネだけになって水面から手首が突き出されるカットはしっかりオマージュされてました。
でもエンドロールのキャスト欄でトップに彼の名前が出てたような気がしたのですが何でなんだろう?
なんて疑問も観終わった後には残りましたが、久々に海洋パニック映画の中でのエログロさは秀逸の作品でした。
テレビCMで「子供は観ちゃダメ!」なんてコメントがありましたが、あれはビキニ女性のトップレスシーンが頻繁にあるからだけじゃなく残酷描写が強烈だからだったのしょう。
残念なのは3Dでの効果は殆どありません。
特にピラニアが飛び出してくるような箇所はなくガッカリさせられました。
エンドロール後に2012年1月「ピラニア3D続編公開!」のテロップが・・・(本当に?)
でも、公開されたら多分観に行くでしょう。。。
「エロ」「グロ」「下品」が大好きな方には超おススメの作品です。

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